芸人先生 コロッケ 企画を考える。ベテラン芸人の生き残れる理由

コーチング

こんにちは

企画出すのは明日までだからな。

結構怖い上司の通達ですよね。

何を考えても2番煎じ、
オリジナリティが感じられない。
同じに働いてるはずなのに、
なんであいつは。。。。

また、
ちゃんとお客さんの興味引くような話をしてこい。
も少し興味をひかせるように話できないか?

これもオリジナリティに通じる、
結構ずしんとくる言葉。

いろいろ心を駆け巡りますね。

どうしよう?
昨日に続いて、芸人先生に聞いてみます。

NHK 芸人先生 ビジネス基礎○○講座

芸人先生 横沢夏子 コミュニケーション能力の高い人の目線はどこに
こんにちは あるデパート店員の悩み。 従業員の年齢層が幅広い。 お客さんでもクセの強い人もいる。 こういう人たちとのコミュニケーション どうしたらいいのか? 先日話題にした、会話が続かないという話とかぶります...

ものまねのコロッケさんが
おもちゃのバンダイで先生をやってました。

芸能生活そろそろ40年の大ベテラン。
未だ活動が続けられる秘訣に興味津々です。

企画が出せないのはなぜか?
企画を考えるとは?
コロッケさんのオリジナルを作る着眼点はどこか?
という話になります。

まずは、作る人はその対象に興味があるか?
もっとわかりやすい言葉なら、好きなのか?
興味があると観察つまり調査ができます。

そうして集めた情報を見る。
どういう目で見るかというと、
これが芸人らしい発想なんですが、イタズラ心。
変なアイデアが浮かんでもとりあえずは全部採用。

気分は「だってそう思ったんだモン」
くまモンみたいになってましたが、
熊本出身のコロッケさんだからなんでしょうかね?

いたずらというか遊び心ですね。
これがあれば、オリジナルがあって、その改良品でも
着眼点だけで自分のオリジナルになる。

だから「2番煎じで何が悪い!」
ここを徹底的に追究しようという話です。

そもそもコロッケさん、ものまねでこれまでやってきて、
「ここまで来たのは人のヒット曲のおかげ」、
と始めの挨拶でぶちかましてます。
それでも大御所として活躍し続けている。
ゼロから1にする人もいますが、少数。
歴史の詰まった開き直り感ですね。

彼の代表的な例では、ロボコップになった五木ひろし。
大好きな歌手の五木ひろしさんをものまねしようと必死に観察。
その動きが当時流行っていた
映画ロボコップの動きに一瞬見えたそうな。

これが「だってそう思ったんだモン」

これはロボコップのオリジナルは30年前の話。
続編もありますが、なんで今も続けられるのか?
ここにオリジナルをさらに改良している話が加わります。

実は映画の人型ロボットの動きというのは、
時代で変わっていって、
大きな流れでは3回ほど変わっているそうです。

まずは、ロボットの中には人が入っているので、
人がぎこちなく動いている様子から始まります。
スターウォーズのC3POの感じ。

次に、世の中の映画ではCGを使ってロボットの動きが再現され
よりスムーズな動きになります。

更に、実際に自立型のロボットも世の中に知られるようになり、
AIも入って、人間の動きに近くはなっても
構造上ロボット独自の動きが出てくる。

これらをものまねできっちりと再現している。
プロのお仕事です。

ロボットの動き一つとっても時代の流れがあって、
それに乗っていかないと、新しい世代に共感してもらえない。
もとは古いものであっても、時代に即して変化をしていくことで、
ロングセラーになっていく、といういい例です。

これはカップヌードルでも同じことが言えて、
超ロングセラーですが、同じものと思っていても、
時代に好まれる味付けに改良されているとのこと。

オリジナルを改良していくことで
オリジナルを守るということ、
これが長く続ける秘訣ということですね。

 

もう一つ、客先などで商談するとき、スムーズに始められない。
という悩み。
朝礼でフリートークをしなくてはいけないらしいのですが、
月一くらいで順番が周ってくるのですが、何話せばいいか
苦痛でしょうがないという悩み。

これをまとめて、話始め、つまり話の”つかみ”
についての話になっていきます。

同じものまねでも、うまい人はいくらでもいます。
でも、2,3回見ると飽きられてしまう。

なので、コロッケさんは、ものまねの前に、お客さんが
何?
と考えさせる言葉を投げかけるそうです。
簡単に言えば、興味を持たせるタイトルづくり。

よくやる美川憲一さんのものまねの前に
「美川さんってよくマイクなめるじゃないですか」
え、そうだっけ?という関心を持たせる。
そして、マイクをなめそうでなめない芸を続ける感じ。

事前に興味を惹かせることで、ウケが全く変わってくる
とのこと。芸を見せる前の準備ですね。
前振りは大事です。

 

また、気持ち的な話でも、伝える相手に愛情があるかないか?
好きな恋人、旦那さん奥さんでもいいですねけど、いたとして、
楽しんでもらいたいという気持ちもありますし、
でも自分も楽しみたい。
だからやりすぎないことも大事。

いろいろ応用できる話だと思います。

コーチングの話に持っていきますが、ここでは、
IQの話をしたいと思います。
IQはいろいろ定義はあるのですが、
その物事をやるときの集中の度合い、程度で考えてください。

どういうときIQが高まるか?

それは好きなモノごとに没頭しているとき。
好きなことやっているとあっという間に時間が過ぎますよね。
その集中力から、いろんな情報も目に入りますし、
行動も早くなる。

先日の本を短期間で集めて、読み切ったというような例です。https://watanabeyou.com/20190616-hobby/

今回のコロッケさんも、ものまねの対象の人が好きになる→
観察する→ちょっとした動きが気になる→追及→
笑いにつながる。

苦労してないとは言いませんが、
この流れに無理はないのでは?
IQ高く物事進めれているはずです。

好きこそものの上手なれ、
ということですね。

だからゴール設定には、自分のしたい事にした方がいいということです。
自然にその対象に対してIQが高くなって、
容易に達成できた気になるからですね。

どうしても仕事が好きになれない、そんな人には
好きになる努力をすることも大事。
好きになるためには、その仕事が何か、調べてみること。
興味をもって調べてみる。
時には、なんでこんな仕事があるんだ!とツッこんで揚げ足をとって、
時には、こんなことしたら面白いよな、といたずら心を持ちながら。

興味を持つという点では、
大学の時、結構苦い経験はあります。
学部の時は工学部にいて、
血液中の酸素濃度を測る研究。

何かの役に立つことが見える研究なので、
まあ、わかりやすいし、興味は出てきますよね。

院に進んだのですが、これは理学部。ここでのテーマは
構造上作りにくいものを合成する。純粋な学問の研究という感じ。
これって作って何かの役に立つんですか?
と聞いても誰も答えてくれない。

その歴史、系統、モノの性質。
分析の仕方。画期的な歴史も含めて、
そう、面白さは勉強しないと判らないんです。

結局、深くテーマに興味が持てないまま、
何とか修了させてもらいましたが、
今思うともったいない事をした、
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そういう記憶も含めて、
ちゃんと興味をもって取り組めば、

もしかしたらこれが天職かも
という瞬間も訪れるかもしれないですよ。
そうなればしめたもの。
IQも高まって”出来る奴”になってます。

相手がいる仕事なら、
相手を好きになって、自分も楽しむ
そんなスタンスが理想ですね。

そこまでやっても、どうしても好きになれない時は
また別の記事で。

今回は

そのことが好きなのか?

これを追求することで、
ベテラン芸人さんが、
ベテランとして芸能界に残り続けられるという話。

そんな理由が垣間見られました。
いかがでしたでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました