新元号は何故発表に時間がかかるのか?の思考実験

趣味

こんにちは

そろそろ平成の次の年号が
発表されるみたいですね。

でも情報統制かよく判りませんが
発表前に知られちゃいけないのでしょうか?

発表まであと10日余りの前の土曜日の新聞で
候補が13個まで絞られた、と書かれてましたが、
4/1の発表を前にして、
未だにそんなに候補があるなんて信じらない。

そのまま、うのみにすれば、
間際まで決まってない、
ということなんでしょうが。。。

 

ということで、いつもの様に検索してみました。

まずは 元号 遅いと入れたら
後ろに 何故 という候補出てきたので、
これをクリック。8,700,000 件ヒット。
関心ごとですからね。

まあ、皆が皆よく判ってないことだけに、
いろんな意見や推理が
展開されてますね。

そもそもなんで元号があるのか?
昔から天皇が決めていて、私がこの時代を背負っているんだよ
という権威付けの役割だったみたいで、元号の源流である
中国の故事にちなんだ縁起のいい言葉で作ってる様子。

でも今は元号は政府が作って総理大臣が決めてるので、
権威付けの意味は大分薄らいでいるみたいです。
今は世界で日本だけが、国独自の元号を使っているとのこと。

そんな知識を身につけて、
例によって、知恵袋がやっぱり気になります。

ここで2つの対称的な質問が出てきました。
代表的なものはこちら。

政府は新元号をギリギリまで発表するつもりがないのは何故なのでしょうか?

新元号公表時期早すぎではないでしょうか?

前者は発表されないのでイライラ派、
後者は何故そんな急ぐのか派。

イライラ派は、
元号が変わるの決まってるんだから、
早く決めて事務処理早くさせてくれー
登録の変更とか早めにやっておきたい、
印刷屋さん大変そう
とか予想される日常の不便に対する不満ですね。

こういった疑問質問にはこんな感じの答えが。

あまりに新しい元号を使うまで時間があると
それがいい/悪いとかで議論が出たり、
もしこの期間で何か大規模な天災が起きるなど、
縁起の悪い事が起きたことも考えられなくはないので、
イメージ悪くなって、また選びなおさなくちゃいけなくなるからとか、

国威発揚のためにイベント感がなくならないため、とか、

どこかで商標登録されて、使えなくなることを避けるため
等々、盛沢山です。

 

なぜ急ぐ派は、
そもそも元号は天皇が変わってからとか、出すものなので、
今の天皇が在籍中に新しい元号使うなんておかしいんじゃないの?
大抵は天皇崩御されてから、新しい元号が発表されてるんだから
そんなに急ぐ必要はないんじゃないか?

まあ、歴史を重んじるというか、元号大好きという感じでしょうか?
こちらは質問というよりも主張したい感じですね。

いろいろ背景も知らないくせにつまらない議論してるんじゃない
という怒りを感じさせるものもあり、
は、はい、すみません。
という感じです。

 

そんな感じなので疑問としては何故遅いかが圧倒的。
なので、これを私なりに推理したと思います。

いろいろ調べると、忘れていたんですが、
元号は、今は将来の天皇の諡(おくりな、人の死後に贈る称号)
になることが決まってます。

今上天皇は昭和天皇になりましたし、
今の天皇もご逝去されれば平成天皇になるんでしょう。

仏教でいえば「法名」「戒名」とかと同じです。
ある意味とてもプライベートで皇室の内輪の話、
世間とは関係ないところで決められて当然なのでは?

全く逆の例えかもしれませんが、
予定も決まって男の子か女の子か判ってるんだから
すぐに名前つけなさい、と言われてもギリギリまで決まらない
赤ちゃんの名づけみたいなものでしょうか?

自分で名前つけたいんだったら親に何と言われようと
気にしないですもんね。

こんな庶民的な考えが展開されているか否かは
不明ですが、意外とこんな理由もありかな、と思います。

ただ、元号が変わることは
社会に与える影響は半端ないことは
政府も官僚も知らないわけじゃないので、
これは庶民レベルまで思考を落としすぎですね。

 

意外と実務的な推論で考えられるのが、
法律(政令)で元号を使うことが決まっているから
その対応に時間がかかるということ。

以前は、昭和以降も元号を使うか、廃止するか
国会でも議論されてたようですが、
元号法が制定されて存続が決定。
天皇じゃなくて内閣(総理大臣)が決めることになったみたいです。

やっぱり法律ってちゃんとしてるので
条件も厳しい。担当の方や官僚など限られた人たちで
極秘裏に作らなくてはいけない。

単に外野がうるさいので、
公にしたくないだけかもしれませんが。

で、Wikipediaからの抜粋ですが、
この条件があてはまる元号を作るのは大変です。

1.国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
2.漢字2字であること(3文字以上は不可。但し、749年から770年にかけては、漢字4文字の元号が使用されている)。
3.書きやすいこと。
4.読みやすいこと。
5.これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと(過去の元号の再使用は不可)。
6.俗用されているものでないこと(人名・地名・商品名・企業名等は不可)。

結局身もふたもない話ですが、
何故元号の発表が遅いのかの答えは

法律通りに元号を作ろうとするから、
決まるまで時間がかかっている

が私の推理です。

平成が決まるまでの
担当者のインタビューがありましたのでご参考を。
大変そうです。
「ものすごく辛い・・・」元高官が明かす新元号秘話 平成残り250日

こう考えると、はじめに書いた、
まだまだ元号候補がたくさんある
っていうのも真実味はありますね。

この先法律を変える大きな動機も見当たらないので
こんなことが繰り返されていくんでしょうね。

 

元号に関して、単純な思考実験してみました。
みんなウェブからの情報なので、
すべてが信ぴょう性の高い情報が
元になっているわけではないと思いますが、
こういう予想って意外と楽しいものです。

さて、次の元号はどんななんでしょうね?
4/1が楽しみです。

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