承久の乱が並んでいる本屋で見た、普段の景色の中のマーケティング

コーチング

こんにちは

今日は、昨日本屋で見かけたびっくりしたことです。

写真は通りすがりに見かけた本屋の推薦書コーナーです。

よく見てください。
何か気づきましたか?

実際はパッと見て
“承久の乱”ていう同じ本が何冊も並んでる、
これが押しなんだと思ったのですが
よく見ると、2冊の本で、同じ書名、同じ新書の形で、違う著者と出版社。
それが並べられている。
上の段ですね。
何が違うかと内容見比べてみても、出版日もそれほど変わらない。

いやー、えげつないですね。
同じタイトル見比べさせて、どっちがいい?と言われているよう。
でもこれが世の中なんですかね。というのが初め受けた印象です。

最近マーケティングの勉強をしているんですが
これもその手法の一つなんでしょうね。

どうですか?

そもそも承久の乱って何だっけ?というと、
鎌倉3代将軍実朝暗殺後、
朝廷(後鳥羽上皇)と鎌倉幕府(北条氏)で戦争が起き、
幕府の圧勝で終わった、
現代では、歴史上ではそれほど目立っていない戦争です。

でも、本当の意味で公家社会から武家社会に転換が確定した
ある意味関ヶ原以上の歴史の転換点だ、
と立ち読みで得た情報です。

それはいいとして、

本の並びを見て2つ気付いたことがあって、

一つ目は、同じテーマで複数のものが集まっていると、
そのテーマが目立つということ。

同じような本が並んでるなんて、次の大河ドラマは
承久の乱ってことかな?
などと興味が出てきて、つい調べ物をしたくなります。

もう一つは売り方の戦略なんでしょうか
帯に著者の写真があるとないかで
こんなに印象が変わるかということです。

確かに、左の本選ぶかもしれないと感じましたので、
こっちの方が売れていくんだなとも思いました。

でも歴史好きはチャラチャラしたのが嫌いな人が多いので
シンプルな右の方を選ぶのかもしれません。
文春と中公の方針の違いがくっきりと表れてるんでしょうね。
帯のコピーもそれぞれのターゲットに刺さるものなんでしょう。

単なる競争とも取れますが、
テーマを目立たせ、それぞれのターゲットにアピールする
win-winなのかもしれません。

マーケティングの勉強していると
普段の景色も違って見えるし、
いろんな仕掛けに気付いてくる
というお話でした。

今日は短めです。
これくらいの方が読みやすいんですかね?

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