こんにちは
今回はムーミンの話に出てくる
スナフキンの話をしてみたいと思います。
三つ子の魂百までとはよく言いますが、
昔見たアニメが、未だに影響与えているんじゃないかと
思う今日この頃です。
私の小さい頃はテレビは子供番組というジャンルがあって
夜7時台には毎日テレビで子供向けのアニメーションを
やってました。
このころは男の子向け女の子向けが
多分、今よりはっきり分かれていましたので
2つ上の姉とのチャンネル争いが絶えない
平和なテレビを見る時間帯が
家族団らんの中にありましたね。
そんな中でも、姉弟の争いもなく見れたのが
カルピスこども劇場。世界名作劇場に変わっても。
カルピスが買収されて知らないうちに
ハウス食品提供になっているころには
見てなかったと思うのですが、
ここで見てた物語は、どれも印象的でした。
このころから多分宮崎アニメに慣れ親しんでいて、
こういった下地があったから、ジブリのアニメが
ヒットしたのかなあと、今は思います。
フランダースの犬とか、母を訪ねて三千里とか
キャラクターは宮崎アニメそのままですからね。
そういいながらも、私はジブリアニメが苦手で、
初見で一度で最後まで通して見れた映画は
どうにかラピュタくらい。
妻が好きでブルーレイも結構あるのですが、
ほぼすべて途中で寝るものとなってます。
寝るための、”いい気”が出てるんでしょうかね。
何か潜在意識に働きかけるような。
そこで多分動く絵として始めて認識したのが
ムーミンだったのかなと思います。
ムーミンは何度かアニメ化されているみたいで
Wikipediaで調べてみると、
見ていたのは多分2回目のものでしょう。
でもこれは再放送はされたことがないみたいなので、
覚えているのは初期アニメの再放送だったのかも。
いずれにしても岸田今日子さんの声でした。
結構いろんな世代に親しみがあるみたいですね。
ムーミンの概要は上記Wikipediaから
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの
「ムーミン・シリーズ」と呼ばれる一連の小説と絵本で、
主人公は”ムーミン”だと思ってましたが、
本当は「ムーミントロール」だったことは
かなり大人になってから知ったことです。
北欧の奥地のムーミン谷で暮らす、
妖精たちの日常を描く作品で、
ムーミン、その父母、
ムーミンが大好きなノンノンとその兄スノーク
意地悪なミィとその姉、
そしてスニフとかスナフキン。
ここでキャラ確認してみると
ムーミンとノンノンは別種族だったんですね。
半世紀弱経って初めて知りました。
ムーミンの登場人物
こう見ると妖精とか動物とか人が
混ざり合ってのにぎやかな物語に見えますが、
北欧っぽさなんでしょうかね。
当時の印象は全体的に暗めで、落ち着いた感じ。
小さなころに見たアニメの中でも異色だったので
より印象が深かったのかもしれません。
そんななかで、一番好きだったのがスナフキン。
一人大人で自由気まま、冬が近づくと出て行って
春になったら帰ってくる。
子ども心に、何でも一人でやって、寂しさはない、
そういった人に憧れがあったのかもしれないですね。
今頃何やってるんだと我ながら思いますが、
やはり初めに書いた、三つ子の魂ではないですが、
スナフキンキャラにはいまだに反応してしまいます。
たまにムーミン展があるので、
見かけたら、とりあえず足は運びますし、
人形があれば撮影したり、
気いればグッズも買っています。
貯金箱、Tシャツ、スマホケースとか。
気持ち悪いですかね?すみません(>_<)
なんでスナフキンなのか?
どこにも属さないでもやっていける、
そんな”大人”の原体験が
スナフキンだったのかもしれません。
放浪してても帰ってきて、
ムーミンに相談されても、説教臭くなく、
橋の上で釣り糸を垂れながら、自分で考えてごらんと
優しく諭すおとな。
森の中、焚火の前で夜を過ごす。
こういうひとにぼくはなりたいなあ
と小さいながら思ったのかもしれません。
今、コーチングのコーチとして活動しているのは
もしかしたらこれが原体験だったのかもしれませんね。
でもスナフキンは何歳くらいの設定なんでしょうかね?
私の中では、いつまでたっても年上の大人の象徴です。
今ならお爺さんくらいになってますかね。
最後に、講談社から出ている”スナフキンの名言集”
の紹介です。
多分、原作の絵本とか小説からの
スナフキンのセリフの抜粋なんでしょうが、
アニメしか見てない私は当然初見。
前後関係が全く分からないので
何言ってるか分からないセリフも満載なんですが、
らしいな、というテイストは満載なので
その場その場で欲しい言葉が出てきます。
たまに読んでは、初めて読んだ気になる本です。
そんななかからいくつか。
「やれやれ・・・・・”いつもやさしく愛想よく”なんて、
やってられないよ。理由は簡単。時間がないんだ」
「おおげさに考えすぎないよう、気をつけることだよ」
「ぼくが、見たもの気に入ったものは、すべて、ぼくのものなんだ。
ぼくはね、全世界を、もってるのさ」
何故、ここに付箋してあるのか覚えてないですが、
“その時”に刺さったセリフなんでしょう。
悪くない。
この本の帯に紹介で象徴されていますが、
ご機嫌な放浪の哲学者・スナフキンと
いいおっさんの思い入れの話でした。