季節外れの桜と肉の記憶ばかりが残る、米沢-小野川温泉と会津の旅

趣味

こんにちは。

GW中に行った東北の、会津から米沢に至る旅行の話です。
宿泊先は米沢の奥座敷と言われている
小野川温泉の河鹿荘。

何故ここかというと、なんとなく東北に行きたいと
話していたのですが、ダラダラ行先を決めないまま
4月も半ば。

やばいと思ったときはすでに遅く。選択肢はここくらい。
おそらくキャンセルが出たので、そこを拾った感じでしょう。

まあ、どこに行くというよりも、
車で遠くに行きたい、
ゆっくり温泉にでもつかりたい
ということが目的なので、
かえってなじみのないところに行くのもありですね。

山形県南部の米沢市は大河ドラマでも有名になった
愛の兜で有名な直江兼続(なおえかねつぐ)の地元ということもあり、
そういった史跡で有名。

この奥座敷ともいわれる
小野川温泉はさらに歴史は古く、
平安時代の小野小町が開湯したと伝えられているそうです。
詳細は米沢観光Navi HPをご覧ください。

まあ、小野小町ゆかりの地は全国いろいろあって
真偽は不明ですが、6歌仙であり、
情熱的な絶世の美女が温泉を発見。

なんか呪術的なにおいを感じてしまうのは
考えすぎか?そんな神秘の温泉ということで
受け止めておきましょう。

で温泉より先に
ここにきてびっくりしたのが、桜。
満開でした。

宿の女将の話では、例年なら散っているころ。
4月に雪が降るような変な気候のせいか、
GW中に桜が満開になっているおかしな状況らしいです。
でも、そんな時期に訪れるなんて運がいいですね。
宿とり難航もこのためだったのか?

ということで、桜をちらちらと見ながら宿につきました。

次の朝、宿を出発前に川沿いの満開の桜並木を散策して
これも満足。今年は桜に恵まれてます。


車をだして温泉街を少しはなれたところで、
桜並満開を発見してまたパシャっと。


道路の花びらを見ると、今日くらいが限界か
と思わせる、咲いて散る、桜の豪快さが見れました。

宿は河鹿荘。かなり雰囲気のあるいいお宿でした。
昭和28年創業とのことですが、
この界隈は100年を超える宿はいくらでもあるそうです。
もちろんそんな古さはなく、リニューアルして、
最近のホテルっぽくなってます。

 

こんな廊下を通って、

部屋から見た外の様子はこんな感じ。

朝ではこんな感じ。

風呂に入りましたが、
硫黄のにおい漂うちょっとしょっぱい温泉。
それはいいのですが、最近にない熱い温度。
ぬる湯も並んでいるのですが、構わずこちらに入ります。
肌がピリピリするほどのお湯でしたが、
これがいい。疲れが取れるし、シャキッとする。
朝風呂も入りましたが、一発で目が覚めました。

宿の手前に足湯と飲泉所があり、
とりあえず飲んでみます。


暖かい温泉を飲むの始めてです。
硫黄のにおいと多少の塩分。
何かの薬にはなるかなとは思いますが、
好きで飲もうという感じにはなりませんね。

飲泉はともかく、
お風呂の温度は42℃と女将は言ってましたが、
体感はもっと熱い感じ。
温度じゃなくて泉質の問題なのか?
真偽は定かではないですが、入るのにはいいお湯だと思います。

夕飯は色々おいしいものが出ましたので、
端折りすぎかもしれませんが、
メインは米沢牛のすき焼き。

昔は美味しんぼで、海原雄山が
すき焼きは肉を味わうには
もったいない食べたかた、と言ってましたが、
いやいや。私は大好きです。
甘いだしで煮て、卵くぐらせて何が悪い。
散々うまいものばかり食って文句ばかり言ってる
大人は誰だー、って感じです。

売店では令和歓迎のお土産が用意されてました。
思えばこれが平成最後の日。
いい晩餐にありつけ、
とてもいい日を過ごすことが出来ました。

朝食はブュッフェ/バイキングでしたが、
朝牛丼はいかが?という牛さんからの誘惑に
これを選んでしまう。
かろうじて野菜はサラダで用意できましたが、
山形の牛肉-醤油ベースの芋煮、ラジウム温玉?
のちょっとした牛丼屋のセット。
朝ごはんとは思えない。


米沢牛の牛丼は、何とか屋の牛丼とは
また違った味の美味しさでした。

米沢牛はやっぱりうまかった、でまとめましょう。

 

2連泊の予定なので、この日はどうしようかと
思案して、米沢は最終日でいいかということになり
再度、福島に南下して、古い町並みの大内宿とか、
名前だけは知っている塔のへつりに行くことにします。
早めに帰ってきたら、
温泉街の外湯めぐりもいいかな程度で考えてました。

ちょっと残っている雪山を見ながら
車は道を進みます。

昼食はどこにしようかと調べていたところ
大内宿まであとちょっとの、
芦ノ牧温泉の入り口あたりのドライブインで
カツ丼が有名とのことで、ここに決めます。
ソースカツ丼が看板メニューらしく、
文字通り看板になっています。

でてきたカツ丼がこんな感じ。
みそ汁のお椀は普通サイズなので、
比べてみればお分かりでしょうが大きい!
体育会系の食事でよく見る感じです。

肉は薄く広くではなく、結構厚いけど、
肉は柔らかく食べやすい。
食べにくいのは、しいて言えば大きいことくらい。
でもそんなことは見た瞬間からあきらめがつきます

完食して予想通りおなか一杯になります。

さて、次はというところですが、
この食事の前に用事ができて
急遽、旅行を切り上げることになりました。

結局、季節外れの桜と肉食って終わってしまった。
特に肉は前日のチャーシュ―、もつ煮、すき焼き
今日の牛丼、とんかつとフルコースに近い。
ステーキが入ってればという感じですが、
温泉ももっと堪能したかったし、
泊まった米沢にも行ってない。

まあ、仕方ないですが
後ろ髪惹かれながら米沢を去ることになりました。
宿も良かったし、心残りも多くできてしまったので、
ここにはまた来ることになると思います。

とても中途半端な旅行記となってしまいましたが、
今日はこんなところで失礼します。

今回周ったのはこんな感じです。

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