ドラえもんだらけ 矛盾だらけの名作回 やる気と未来の自分の話

コーチング

こんにちは

ドラえもんってご存知ですよね。

未来の自分を考えた時に
何故か、未来の世界の猫型ロボットの話を
思い出しました。
しょうもなくて申し訳ないのですが、
お付き合いください。

その話は “ドラえもんだらけ”という
40年以上の作品の話です。
てんとう虫コミックス5巻の第7話。

いつ読んだかすら覚えてないのですが、
多分紙の漫画で読んだ記憶があって
子どもながら印象に残ってます。

他の人にも印象強い回だったのでしょうね。
この記事のためにいろいろ検索したのですが、
「ドラえもん」「2時間前」で
あっさりと見つかるくらいの問題作。
2時間前の理由はこの後で。

懐かしくて思わずAmazonでポチっとしてしまいました。

初版は1974年。2019年も刷られていて、なんと194刷。
大ベストセラーですね。

ドラえもんの目線はアニメキャラとしては高いらしいですね。
目が高いとことにあるのは、お母さんの目線で、
見守っているという印象を与えている。
こんなところがドラえもんが長く愛される秘密なのかも、
と、誰かが解説していたことを思い出します。

話の内容は、
どら焼きにつられたドラえもんが
のび太の無茶ぶりの、
明日の朝までに3日分の宿題終わらせておいて、
をやることに。

引き受けるドラえもんもドラえもんなのですが、
仕方ない。
怒りながらも、どら焼きを食べるのに夢中、
とっととのび太は寝てしまいます。

朝起きたのび太は、部屋が荒らされていて、
ドラえもんも殴られた跡があるので、、
泥棒かと騒ぐが、ドラえもんはそうじゃない、
宿題できてるので寝る、と言って倒れるように
沈み込む。

のび太は何があったのか知りたくなったので、
タイムマシンで調べに行き、この種明かしが。

のび太が寝た後、ドラえもんは、
一計を案じて、タイムマシンで、
2時間後、4時間後、6時間後、8時間後の
ドラえもんを呼び出し一気に宿題を終わらせる。

時間ごとのドラえもんは、
なぜか傷だらけでボロボロな姿。

本人達の力を合わせてどうにか宿題が終わり
“今”のドラえもんが寝る。

寝たと思ったら、すぐに2時間前のドラえもんに
起こされる。ああそうかとしぶしぶ起きる。

2時間後のドラえもんが元の時間に戻って寝ると、
すぐに別の時間のドラえもんに起こされる。

これが8時間後のドラえもんになると
ついに怒りが大爆発。
衝撃の「やろう、ぶっころしてやる。」
と、ドラえもんのセリフ。
自分で過去の自分に殴り掛かります。

無事に宿題が終わったところで解散。
この時に今のドラえもんが、
未来のドラえもん達に袋叩きにされて
ボロボロに。

こんな感じでドラえもんがなぜボロボロか判り、
さすがののび太も反省。

どら焼きあげるよ、と差し出したところ
このどら焼きで始まった安請け合いのせいで
こんな姿になったことを思い出し
イヤだーどら焼き怖いー
と逃げ去るドラえもん。
そんなオチでした。

未来の世界のロボットなら
現代の小学生の宿題くらいで、
こんな手間かけるか!と突っ込みたいところですが、
言いたいのはそんなところではないです。

少し飛躍しますが、

ドラえもんが、未来の自分に手伝ってもらうということは、
未来の自分に頼ること。
そのせいで、
自分へのボディーブローが続いてきます。

未来の自分に頼るというのは
自分で自分に借りを作ってしまっていて、
そうやって作られた自分の負債は
当然自分に降りかかってくる
ということ。

この回はいつも通り
一方的なのび太の負債なんですけどね。

ではこれが逆に負債ではなく、貸付だったらどうなのか?
負債の反対語は資産とはありますが、
未来の自分へ貸しを作ってやる感じですね。

いま、取り組んでいたり、
取り組もうとしていること、
やり切ったとしたら、結構な貸し付け。
経験が資産になっていると言えば
わかりやすいでしょうかね?

目の前のことをどうにかしたい話なので、
目標が近すぎるとか、
やりたくないので力が湧かない、
という話とはまた別なやり方です。

このドラえもんだらけを思い出したのは、
友人のKENさんから紹介してもらった
やる気の出し方についての
当時はセクシー心理学のメルマガの記事ネタがきっかけ。
ブログ記事にもなってます。

あなたしかいないパーティ。 やる気を出す方法
(ゆうきゆうの心理学ステーション)

読んでもらえばわかるのですが、
今やりたくないことは未来の自分への丸投げ。
結局やれない自分にも負担になるので、
どうせやるなら今の一番若い自分が
やってしまう方がいいと思うんだけど、どう?
歳をとってからの自分でやる?と問いかけています。

言い換えれば、”後でやるから”。
これがいいか否か。

自分をいたわるって、そういう面もあるのかな、
とも思わせるエピソードです。

今、やる気がない時、私がよく言うのが、
未来の理想の自分からみて、
そんな自分にアドバイスしてあげたら?

何年か後の自分が、今の自分に対して
素直に、あの時やってくれてありがとう
と言えるようになれるといいですね。

そのためには、目標達成した自分の
イメージを持つことはとても大事。
このイメージのまま今の自分に語りかけて
あげてください

ドラえもんもセクシー心理学も
自分を大切にしようという話だったのかな
と思いながら、締めたいと思います。

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