趣味も仕事も同じもの 読書好きな私と超長編小説グインサーガの関係

コーチング

こんにちは

趣味って持ってますか?

ある、
金も時間もこれ次第、
あらためて聞かれるとない、
暇つぶしくらい、
仕事が趣味、

これはコーチング中だけでなく
日常生活の会話でもよく聞くこと。
いろいろお応えしてもらえます。

趣味をやってる時間は楽しいですか?
楽しくないと趣味なんかやってないですよね。
この質問は結構、重要で
どんな感じで生活しているかわかるもの。

コーチングで一番大事なゴール設定。
このゴール設定は職業の項目だけでなく、
趣味はじめ生活全般に関したものも入れたいんですが、
少し前に、この中でも特に趣味の必要性を
実感したことがありましたので紹介します。

 

ところで、グインサーガという小説
ご存知でしょうか?

私は、うすうす気づかれていると思いますが、
読書が趣味です。

まあ、このグインサーガという長編小説がきっかけで、
本を読むことに無関心だったそれまでの私が
本を習慣的に読むようになった、
私には記念碑的な作品で、

10年くらい前に未完のまま
130巻(+外伝22巻)で終わっていた、
故栗本薫さんの長編ヒロイックファンタジーです。

高校2年のころ、授業の合間にいつも本を読んでいる
クラスメートがいて、
何読んでるんだよ、と聞いたのが運のつき。

そいつの思い込みが激しいのか
面白いから読んでみて、と
押し付けるように次の日に第一巻を貸してくれて、
その日に読み始めたら面白いので一気に読み終わり。

残念ながら男子校だったので、そこから
ロマンスが始まるという話ではないのですが、
その時からこの小説との付き合いが始まります。

高校生当時15巻くらいまで出ていて、これも全部貸してもらい、
卒業後は、借りて読んでた分も含めて
自分で買い足してましたね。

早い時は年5冊くらいのペースで発刊されていて、
読むにはいいペース。
栗本薫さんはこれ以外にも書いていたので、
毎月文庫版1冊300ページくらいの物語を紡いでいった
今思えば偉人のレベルですね。

終わりの見えない面白い話は
いつもでも続くと思っていたのですが、
2009年に著者がなくなり休載。

1979~2009年の30年に渡り続いて、
主人公が10冊分くらい出てこなくても
多彩な登場人物が活躍するなど、
一つの世界観で語られ、
その人物たちからいろいろ学べる、
私にとってはある意味
人生の教科書的な存在でもあります。

この長編っぷりはギネスブックに載るだろうと
申請したらしいのですが、1冊にまとめていないと
受け付けられないという、カテゴリーがないとの理由で
却下されたのこと。
普通に考えて1冊にまとめられる量ではないので
諦めたみたいです。

 

思い込みが激しい話から、現在に戻って、
本屋で本を物色していたところ
懐かしい背表紙があり

何気に手に取ってみるとグインサーガ141巻。
??
130巻で終わったはず。

よく調べてみると、
栗本薫さんが亡くなってそれほど経っていない時期から
続編を複数の人で書くプロジェクトが進行していて
すでに10巻以上出ているとのこと。

その巻はそこで購入して、
前巻は在庫はないので家に帰って
早速ポチっと何冊か購入。

来るとすぐ読んでしまうので、
気づいたらそのとき出版されていた10年分12巻を
発見から3週間くらいですべて読み終えてました。

世界観も立派に踏襲されていて、
登場人物も昔通りに動いているせいもあり、
あっという間に終わってしまい、
早く次が出ないか待ちどおしくしています。

物語は一向に集約されることはなく、
ますます広がっていきそうでしたが、
いくつかのエピソードが終わりをつげ、
いよいよ、栗本グインサーガではなかった
オリジナル感がより増してくるのでしょうか?
現在の最新刊は145巻です。

今の作者も大作の続きということで
相当なプレッシャーの中で執筆していると思いますが、
2人で交互に執筆という形で始まったようですが、
一人は体調崩されたようで、
現在は一人で2人分を継続しているとのこと。

現在の作者、五代ゆうさんは、
私と同世代の方なので、おそらく大ファンだった一人。
頑張ってください。

多分、本を読みなれていない人よりは
私の読むスピードは早いと思いますが
3週間で12冊はあまりない。
配送待ちを考えると、1日一冊くらいのペースかも。
この期間が早いか遅いかは人の受け取り方次第ですかね。

昔、京極夏彦さんの講演会で、
速読ほど小説家にとって忌まわしいものはない
と怒ってましたが、

さすがにビジネス書みたいに
ポイントだけ知りたいというものじゃないので
じっくりと読んだつもり。
なので、本人は速読したという意識はないです。

 

ここでやっと本題のコーチングに話を戻しますが、
楽しいもの=趣味は思った以上の集中力が出て、
本を読む速度も内容を知る理解も圧倒的でした。

もちろん慣れた登場人物が
楽しく活躍しているのだから
当たり前と言えばそれまでですが、
普段読んでいる本とは読み方の
格段の違いに気づきました。
言ってみれば、渋滞のない快適ドライブ、
みたいな感覚ですね。

普段がダメというのではなく、
潜在的には、
ここまで読めるものなのだなあと実感したので、
この辺りから蔵書も含めて
速読じゃなくても一日1冊くらいは
読めるんじゃないかという気になりました。

実際にはじっくり読みたい類いの本も
あり週に2,3冊程度ではありますが。

趣味は、他のゴールの分野でも
自分の潜在能力が最大で現れやすい分野だと思います。
理由は面白いから。

例えばスマホゲームに熱中したり、
漫画を読んでいて、
時間が忘れるくらい没頭できますよね。

集中力を発揮できるのも、
ひらめくのも、
欲しいものが無理なく手に入るのも
あなた自身の能力です。

すべてのゴールは自分のやりたいこと
が前提なのでそのレベルにはなれる、
という自信も持てます。

なっていないのであれば
ホントのゴールか疑り出してもいいくらいです。

過去の数々の偉人も
本業以外に趣味をもっていたことは有名です。
趣味というより職業レベルみたいですが、
本業ではない。

徳川家康なら漢方薬つくり
伊達政宗は料理
福沢諭吉は居合
山本五十六(軍人)は博打
等々。

気晴らしだけというだけでなく
やりたいことをやっているという時間の使い方、
その熱中した時の自分の能力もまんざらでもないな
と思わせるものが趣味であり、
そういった意味でゴールの一つに加えることに
非常に重要な意義はあります。

コーチングの定義では

趣味は、自分だけのための自分がやりたいこと

職業は、人のためになる自分がやりたいこと

どちらも同じ自分がやりたい事。
なので、集中力も発揮され、能力も高く維持できる。
更に興味があるので、自然に情報も集まってくる。

コーチになった今でも
普段の生活をしていて、こういう基本に
ふと気づくことは日々起きています。尽きないですね。

今回は、そんな趣味について、
何故、ゴールの項目に、趣味があるのか/必要なのか?
という話でした。

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