夏至に思う 知ってしまうと気になる一粒万倍日と天赦日が重なる日

占い

こんにちは

2019年の夏至は今日、6月22日(土)です。
毎年6月22日というわけではなく、
年によって1日前後はあって、
21日の方が多いみたいですね。

何日か前、なぜか早く目覚めました。
何となく部屋の隅に赤い光を感じたのは
朝の4時半ころ。

この赤いのは何?と寝ぼけ眼で思ったのですが、
よく見ると朝日が差し込んでました。
窓を開けて撮った写真がその朝日。


夏至も近いので、朝日もだいぶ北より。
こんな日の出が早い季節に、めったに見ることはない朝日。
窓のこんな方向から太陽がでるのかと、
10年以上住んでいる部屋で初め知りました。

前の写真があったので、どの程度日の出の位置が違うか
窓枠中心に重ねてみたらこんな感じ。
だいたいの春分の日から夏至までの日の出の位置ですね。

赤い朝日の明るさから、
季節の変わり目の太陽の強さが感じられて、
なんとなく縁起がいいのか
得した気分でした。

 

明るさと言えば、
明るい場所には魔が憑きにくく、
逆に暗いところは溜まりやすい
と言われます。

私の家でいえば玄関なのですが、
マンションの構造上光が入りにくい。
なので、一日中玄関の電灯はつけっぱなしです。
玄関からはいろいろなモノが出入りしますし、
吉凶もそのうちとの話があります。

私は蛍光灯も、定着してきたLEDの光も
あまり好きではないので、
玄関はフィラメントの電球を使ってます。
なので、不定期に切れる。

そのたび交換ですが、
これまで悪い事に抵抗してきて力尽きたか、
ただの寿命なんですが、
お祓いにもなっている気もしています。

光はある意味純粋なエネルギー。
しゃくし定規に風水を勉強している人には申し訳ないですが、
方向の吉凶なんて、明かり一つでどうにでもなる、
と、そんな風水の先生に教わったこと。

幸いこの習慣のおかげか気のせいか、
家でのトラブルは見受けらえません。
まあ、縁起担ぎの一種です。

縁起担ぎと言えば、最近宝くじ売り場で
今日は一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
というのぼりが目立ちますね。

何だろうと調べたのですが、
1粒が何倍にもなる日というので、宝くじを買うには
もってこいの日ということです。
逆に借金は増えてしまうので控える。
借金して宝くじ買ったら帳消しですね。

また、同じような日で天赦日(てんしゃび)
というものがあります。

これは天が何をやっても許しちゃうという
とってもいい日。
その他には寅(とら)の日だったら財運に恵まれるとか。

いい事だけではなくて、不成就日(ふじょうじゅび)というのもあって、
この日が重なると、いい日も帳消し。

ん?なんでいい日同士とか悪い日が重なるの?
考えてみると不思議な感じ。

Wikipediaで調べたのですが、出典は皆同じく
『現代こよみ読み解き事典』。
結局、これ見た方が早いということで入手。
調べてみます。

一粒万倍日は
他の吉日と重なると倍増、凶日と重なると半減。
意外と多いのですが、これは不成就日に対抗するためらしい。

不成就日は会津暦(あいずごよみ)で作られてたようで、
幕府公認ではないけれど民間で裏で使われていた。

この2つは暦注と言って、
暦自体に記載される日時・方位などの吉凶、
その日の運勢などの事項として書かれています。

天赦日は、暦注下段に書かれているもの。
暦注が本文とすれば、暦注下段は、はしがきで、
おまけのように書かれているもの。

この下段には凶日とか禁忌日が多すぎるので、
いい日もなければ庶民は息が詰まってしまう。
なので作ったと言わんばかりの解説。

などなど。

こう考えると
時の権力者には都合がいい禁忌日を
たくさん作るのが暦の役目でもあったのかもしれないですね。
一粒万倍日はじめ、巡りのいい日は、
官営の暦の改定ごとに外されても
民間の暦には復活を繰り返しているみたいですね。
庶民としては息抜きのためにやっぱり残したい、
といった感じなんでしょうか。

こういった良き日悪い日は暦で決まってくるようですが、
今のように1年365日のグレオリオ歴を採用してなかった
明治5年まで、政府や民間に関わらず、各地域で暦が作られていたそうで、
その結果、この日がいいとか悪いとか、それぞれの地域で
使われていた様子。

いい例が六曜。昔からのカレンダーには小さく書いてありますが、
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口が続きます。
順番を繰り返すだけなので、これだけなら重なりませんよね。
これは元は中国から輸入ですが日本式の暦。成立はいつかは不明。

何故日本式かというと、
季節と昼夜で時間の長さが違う
不定時法を使っていた日本では、
中国式の時刻占いは合わないので、
変わっていったようです。

日本の風土に合わせて暦が作れるくらい、
技術は発達していた証拠ですね。

いろんな流派があって、それぞれ日にちが決まってくる。
まあ、今は情報がまとめて見れますが、
当時はそんなことはないので、
今ほどいい日と悪い日が重なるなんて
なかったのかもしれませんね。

ちなみに次の6月26日は、一粒万倍日と天赦日が重なる
この夏最強の開運日。ここに向けて
占術界隈では大騒ぎなんでしょうね。
ここまで根拠がなさそうと調べても、
やっぱり気になってしまうのが占い事。

面倒なので離れていたのですが、
ブログ書いているうちに知ってしまいましたので、
宝くじでも買ってみようかな、
と思ってしまうのが情けない。
ま、信じるか信じないかはあなた次第です。

いい日悪い日のもとになる暦は
どうやって作るかというと、星の動き
つまり天体観測。
更にこの暦から吉凶を占うというのは、
有史以来人類が手掛けていたこと。

天文学と暦、占星術は、昔は同義語だったとも言えます。
今では科学者の代表みたいなニュートンも
占星術に長けていたと言われてます。
自分たちの願いが叶うのも叶わないのも、
お星さま次第というのは昔は一般認識。

でも、17世紀にガリレオが
それでも地球は周っている
といった後から、
占いの部分は非科学的というレッテルを貼られて、分離。
少なくとも公式な場からは徐々に立ち退くことになります。

神話なのか科学なのか判らないという点では
星座は微妙な立ち位置。
この星座の宿るあなたの意味するものは、と占いでも使いますし、
この星座のどこの位置というような天文学で住所のような役目もある。
今でも天文学に貢献はしています。

ただの迷信と隅に追いやられてしまった形の占いですが、
400万年前から畏敬の念をもって星を眺めていた人類。
文明をもって4000年としても、歴史の中の高々300年程度で
そう変わるものでもないですね。

人のDNAというのは言い過ぎかもしれませんが、
集合的無意識としても、
きっと星の動きは人に影響している
という意識は刷り込まれているので、
占い、まあ占星術ですがこの先数千年は
なくなることはないでしょうね。

現にイギリスや中国インドなどでは
占星術で意思決定をする例は少なくないようです。
逆に日本はこういったものが地下に潜っていて
一般市民のレベルではお遊び、という認識が
自然から無理に遠ざけている感じがあって、
何か気持ち悪いものを感じることはあります。

そういえばよくやっていた朝の占いさえ
テレビで見ることはなくなりましたね。

なんだかんだと知ってしまうと無視できない占いですが、
暦の吉凶とか、占いなんて
知らなければそれで済むだけの話で、気にすればするほど
窮屈になってしまいますね。

占いを突き詰めていくと○○になる
こんにちは 今では自分で占いをすることはなくなりましたが、 その代わりに何が見つかったかというか、 そこに至るまでのいきさつを 書いていきたいと思います。 昨日の話の続きになります。 星は運命を教えてくれるのでしょうか?...

 

他人の作った価値観に振り回されるな、
とはコーチングのセッションではよくする話。

自分の人生が掛かっているときに占いに頼るのは、
一種の呪術、悪く見れば呪いです。
精神的に健康な時に占いを楽しみましょう。
今の日本ではそれがおすすめです。

それを気にしないことに越したことはないのですが、
気にしてしまったら、素直に従うしかないですかね。

その前にこの話を。

西洋占星術では、ボイドタイムという、
お星さまに守られていない時間帯があって、
2日に一回くらいはあります。
何かに守ってくれるものがなく、
特にコミュニケーションに障害が多く出る
と言われています。

あまり気にしなくてもいいという方もいますが、
西洋ではこの時間帯に会議を入れないという話もあり、
知ってしまうとやはり気になります。

以前、
占いの先生に、こんなに頻繁にあるのに、
この間は行動を自粛しなければいけないのか?
と、聞いたことがあるのですが、

この時の答えが、

「気を張っていれば大丈夫。
悪い影響はそれだけではね返せる」

とのこと。
気が抜けた状態、隙を作らない、
ということですね。

これを聞いて逆に気が抜けた思いでしたが、
それでいいんだ、と安堵した覚えがあります。
まあ、そんなもの。

夏至から暦、天体の動き、占いと話は移りましたが、
朝日を見るのも天体観測のうち。
これを見て縁起がいいと思うのも、
人の習性なんでしょう。

それはそれとして、周りの気とか状況がどうであろうと
どんな歴史があろうとも、
自分が気を張って、物事進めようとすればどうとでもなる。
気にすべきは自分のなしたい事。

あらためてコーチングに生かせる話かと思い
紹介してみました。

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