こんにちは
お客さんが興味を持ってくれない
企画もそうだし、自分たちにも。
“つかみ”もいまいちだよなあ。
この”お客さん”じゃなくて、
“上司”とか、”社長”とか会社の人に言い換えると、
すべての、やる気を持つ仕事をしてる人にとって
永遠の課題かもしれません。
そんな悩みを持っているのは、
芸人さんも一緒。ということで、
いつまでやってもキリがなさそうなので、
芸人先生の勝手に3部作の完結の回にします。
テーマは、
人に興味を持ってもらうにはどうすればいいか?
芸人先生を見てて思うのが、
その生き残り術。
ベテランは新しいものを取り入れながら、
自分のオリジナルを如何に持続していくか。
中堅は固まったイメージを拡大して
もっと何かないかの探索。
新人は自分たちをまず知ってもらう。
それぞれどこに興味を持ってもらうかで、
戦略もそれぞれです。
お値段以上、で有名な家具、雑貨メーカーのニトリに
別な回ですが、トレンディエンジェルと、かまいたちが登壇です。
このメーカーの悩みは
興味を惹いてもらえない。
安くていいものを提供していても
安っぽいというイメージが変わらないというもの。
何事もはじめの”つかみ”が大切で、
この番組でも、芸人さんもよく話題にします。
こういったときに、うまく使うと効果的なのが
逆説的な言葉や反意語を使うこと。
これは他の芸人さんでも使っている手法。
かまいたちさんが、怪談ネタを作ったとき、
普通にはいると、どうもうけないなので、
つかみで、
「怪談って、イラつきますよね」
あれ?と興味を惹かせることで、
内容が同じでも受けるようになった。
とのこと。
これはネタ披露という小さい話ですが、
伝えるためには、初めは伝えすぎず、興味を持たせる、
ということですね。
かまいたちは、実力はあるのに世間の人気はいま一つ
というところにニトリに共感を持ち、
自分たちの戦略について、展開します
かまいたちはデビュー後結構早く東京進出しないか
との話があったらしいのですが、
まだ武器が1つのキャラクターしかない、
基礎がないと考えて大阪で実力を蓄えたそうです。
その甲斐あってか、キングオブコントで優勝し
大阪で8つあったレギュラー番組を7つやめて
晴れて東京進出となったようです。
でも、この優勝という肩書だけでは東京では
知られていないし、人気もいまいち。
どうしたかというと、テレビ出演の機会はあったので、
オーバーリアクションするなど
わざと大振りすることを心がけたみたいです。
その時はすべって、失敗ということも多々ありますが、
爪痕は残せたので、誰かは見てくれていて、
何かやってくれそうという、今度出演してもらおうか、
というイメージは作れたとのこと。
このイメージづくりも大くくりでいう、”つかみ”。
ネタと同じように、今度は自分たちに
興味を持ってもらうためのこと。
この”つかみ”は、知ってもらわないと始まらない。
何故なら、これをやって初めて自分たちのネタが披露できる。
そのための準備も怠らず、漫才もコントもできるくらいの
実力もやっと発揮できる、と自負されてましたね。
ニトリは都心の一等地にも店舗を進出しているのですが
これはあまり知られていない。
これは攻めの姿勢なんでしょうけど、と前振りして、
攻めていることを知られていなかったら
攻めていることにはならないやん。
と、バッサリ。
当然うまいもので、会場は笑いに包まれていましたが、
担当者の心中を察すると穏やかではなかったでしょうね。
イメージづくりの話を出しましたが
トレンディエンジェルはこちらの話を展開。
ここでのお悩みは、
自分の子どもに自信をもってこれ使いなさいとか、
勧めるけど、安っぽいとかダサいのイメージがあって、
使ってくれない。多分一般にもそういうイメージあるのでは?
どう払しょくすればいいか?
トレンディエンジェルさんは薄毛を売りにしているコンビ。
中堅に差し掛かっている今、ある意味共感をもって、
自分たちがどういうイメージ戦略をとっているかの話になっていきます。
実はコンビの一人斎藤さんは、歌うま芸人としても有名。
これを発信し続けることによって、
今はレ・ミゼラブルというミュージカルにちゃんと役をもらって
出演しているとのこと。ミュージカルはかつらも帽子も使えるので、
薄毛を売りにすることもなく活躍中とのこと。
また、ハゲ→ダサいを払しょくするべく、
おしゃれのイメージをつけたくて、
服を買ってはインスタにアップ。自分で言ってましたが、
とにかくしつこく挙げてたとのこと。
そのおかげかファンション誌にコラムを持つようになったようです。
2組の話をまとめると、
人に興味を惹いてもらうには
まずは”つかみ”としての情報発信。
大げさでも、逆説でも、イメージの押し付けでもいい。
知ってもらうことがまずは大事。
その裏では実力をつける努力は忘れてない、
という実例でした。
まあ、まさに今私も情報発信の勉強中なんですが、
とてもお勉強になるお話でした。
一応3部作ということで、芸人先生は完結しますが、
番組は続いているので、またいい話あったら紹介します。
https://watanabeyou.com/20190621-geinin-yokozawa/