今回は書評というか、人気インスタグラマーで、
最近本を出された艸谷真由さんの講演に参加。
それが本の内容でしたので、その紹介です。
SNSもろくに参加していない私が何故そもそも
インスタなのか?
ホントのところ、たまたまです。
でも参加したらインスタだけでなく、
情報発信する人としての姿勢とか、
自分のポジションのとり方とか
大分勉強になりました。
そんな情報を共有します。
今回の本は
インスタグラムの新しい発信メソッド 艸谷真由著
講師というか著者の艸谷真由さん。
名前の読み方は”くさたにまゆ”さん。
読めませんね。
結婚してこの名字になったそうですが、
日本に17,8人くらいしかいないそうです。
ワタナベなんてよく見る名字を持つものとしては
うらやましい限りです。
で、肩書が10カ月で1万フォロワーを獲得して起業した主婦。
今は起業されていて、社長さんですね。
ムック本の東京カフェガイド2019などで、
インスタグラマー代表でも出ているとのことです。
艸谷さんのように時流に乗ってるなあ
と感じる人の発しているオーラというか
わかりやすく言えば、明るさは
一緒の空間にいるだけで気持ちがいいものです。
さすが関西人というテイストも相まって、
話も面白かったですしね。
そういった空気感は伝わるもので、
話している内容だけじゃなくて、
成功している人の話という目で見えたのも一興かと。
そんな艸谷さん、
営業力という面ではもともとあったらしく、
会社で売り上げ全国トップになりながらも
1年でやめてしまう潔さ。
検索できるような手法はつまらないので、
人のやってないやり方を独力で探そうとする好奇心、
自分の合ったやり方を探せる実行力。
いいところしか聞いてないですが、
この人の成功しない理由が見つからない、
という感じですね。
聞いてるだけで引き込まれるような魅力的な方でした。
印象に残ったのは
フォロワーの気持ちの理解に長けているところ。
天性なのか、相当な時間もかけているんでしょうね。
徹底的に分析しています。
内容に触れますが、
まずインスタグラムで稼げる仕組みは、
企業から代理店を経由して、インスタグラマーに依頼される形。
集客のビジネス目的以外でも、
フォロワーが多く、世界観があれば企業からの案件は来るとのこと。
インスタグラムでフォロワー多いと、
将来的に副業としても成り立ちそうです。
でも、一般人には難しそう。
なんとなくキラキラ、カリスマじゃないと。。。
と思うのですが、こういう時代はすでに終わっている
とのことです。
要は情報。
これがしっかりしていればキラキラでなくてもOK。
芸能人や注目の人の日常を知りたいというよりも、
安心、安全な情報を得たい人が増えているので、
そういう欲求を満たすインスタグラマーが
今、活躍してるとのこと。
よく比較されるのがtwitterやFacebook。
でも、アプローチが全く違う。
ブログでは写真は記事を補足するもの。
インスタは写真、映像がメインなので、
その写真一枚ですべてを語る必要がある。
Facebookではいわゆる村を作ってるので、
誰?で検索するけど、
インスタは何の情報を発信するのか、で検索するので、
知りたい情報があれば、どんな人かは興味ない。
情報の出し方も、
続きはこちらというのは
嫌われていて、
出せる情報は全部吐きだす。
初めは10代20代の感度のいい若者たちにウケる情報発信が、
この情報いいぞということで、
30,40代の利用者が増えているとのこと。
なので、
インスタグラマーには
自分を消して情報に専念、
という姿勢が必要で、
この後に
自分のテーマの作り方、
につながっています。
自分の独りよがりじゃない情報発信で、
フォロワーが増えるパターンは2つ。
メインテーマがあって、サブテーマを掛け合わす、
もう一つは、集客が目的なら、ターゲットから想像して、
2つのメインテーマに2つのサブテーマを掛け合わすということ。
艸谷さんの場合は服がメイン。
サブが喫茶店。
この喫茶店の壁にはこの服が合う、という世界観を展開。
これだけでは足りないなあと思い、旅行先の喫茶店も加えたことから
サブテーマに旅行を加えたとのこと。
どちらかのテーマは外さない。
これで世界観ががっちりと決まる。
取材のため、1日に何件もはしごするために、
喫茶店の事前とか、道順とかの調査をしたり、
誰も誰も行ってない新店の情報をとったり、
準備も半端ない。
特にすごいと思うところは、こんな個性的な人が
フォロワーに求められていないという理由で、
自分は一般人、
自分のライフスタイルなんてだれも興味はない、
というスタンスを崩さないところ。
そういう制限の中で、
伝えたい世界観を守るために、
自分の軸というかメインテーマを持って、
個性を出すためにサブテーマと絡める。
フォロワーが何が欲しいか考える、
相手思いはどこでも言われることですし、
ブログやfacebookでさえも情報発信に
一般人のライフスタイルをのせても
仲間内以外には響くことはない
と別な場面でも言われています。
情報発信の王道なんでしょうね。
インスタもブログも基本は変わることはない。
このベースがあって、
情報を受ける人に合わせてチューニングする
ということなんでしょうね。
そのためにはまずその媒体を使って、
情報を受け取るところから始まりです。
セミナー参加者はインスタ使ったことない人ばかり。
艸谷さん、半笑いしながら、
まずはインスタで検索するところから始めましょう、
とセミナーは終わりました。
インスタだけでなく、
情報発信の神髄に迫った実践的な話、
そんな受講後の感想でした。
話していたことは本に惜しみなく書かれています。
ご本人曰く、現時点での自分のノウハウをすべて書いた、
とのことです。なので、私ももっと研究しなくては、
と言われてたことがとても印象的でした。