TED edの動画 プレッシャーに弱い人がいつも通りでいるには?

コーチング

こんにちは
最近YouTubeをよく見ていて、
TED edというチャンネルを見つけました。

TED-Edとは、スピーチで有名なTED Talksが提供している、
アメリカの若者向けの教育ビデオです。


取り扱っている分野は、科学や哲学、
社会問題など幅広く、
TEDではフリースタイルで演説するのですが、
こちらのedではアニメーションを使って
タイトル内容がわかりやすく解説がされています。

ナレーションは英語なんですが、
TEDと違って、4,5分くらいに収まる長さ、
アニメーションで学生向けにわかりやすい内容、
わかりやすい英語で、日本語の字幕が付いているものもあり、
英語と内容の勉強ができて、最近のお気に入りです。

日本語でもタイトルが検索に引っ掛かったりして、
そういうのは大抵日本語の翻訳もついてます。

チャンネル内を検索してると、
“緊張していても穏やかにいる方法”
How to stay calm under pressure
という動画があって、

“プレッシャーは許されること”pressure is a privilege
とタイトルがついている動画を見つけましたので
紹介します。

内容は、プレッシャー(pressure)や、
あがる(choking)ことの対処法の話です。

アスリートが勝利目前にミスをして負けてしまう。
演説者が不安に駆られながら話すなど、
特に大きなプレッシャーの中で行われる
時によく見られて、
“あがっている”状態。
どんなに練習してもこういった事態に陥ってしまう。

こういったプレッシャーが、
何故パフォーマンスを下げるのか?
解説に進みます。

大抵は緊張(Nervous、神経の高ぶり)のせいにされますが、
大きく2つの原因が考えられて、
どちらも集中力がポイントです。

1つは気が散るから。
これは頭の中で不安や恐怖が巡ってしまって、
集中できないということです。

関係あること、ないことが同時に頭に入ってきても
考えられるのはごく一部。
頭の中のメモ帳のような、一時的に覚えている機能を
ワーキングメモリと言うのですが、覚えることが増えてしまい
こんなプレッシャー下ではうまく働かないとのこと。

数学で簡単な問題と、難しく記憶力のいる問題を
まぜて試験をした場合、
プレッシャー下では、ワーキングメモリをより使う
難しい問題の正解率が
かなり落ちるという実証済み。

集中力を下げるもう一つの理由は、
意識的な観察のせいとのこと。

どういうことかというと、
プレッシャーの中では
目の前の情報を過度に分析してしまう。
習慣化されている無意識の動作が
細かな動きを意識しすぎて邪魔される
と説明してますが、要するに、
いつもと違う要らないものが
目や感覚に入ってしまうということですね。

ゴルフのパッティングで
ボールを入れることに集中する、
腕の動きとか、動作に気を使う、
この2種の方法をそれぞれ指示すると、

普段無意識にやっているパッティングでは
動作に気を使うと正確なラインを描けない
ということ。

では、どうしたら重要な局面で
失敗を避けられるか?

あがるのは誰でもなるわけではない
人目を気にする、心配性、
批判が怖い方によくみられる。
そんな人へのアドバイスですね。
3つあります。

まずはストレス下で練習すること。
これで不安になっても成果が上がります。

次は試合前のルーチン動作で、
多くのプロスポーツ選手がやってます。
深呼吸でも、おまじないでも、何かの動作でもいい。
こういった短いルーチンを習慣化していると、
重圧下でも一貫した成績が残せるようになった実績がある。
イチローもモーション単位、
各打席でバットを立てるルーチンやってましたね。

3つ目は最終的なゴールという
自分の外にあるものに目を向けること。

細かい動作にとらわれて、自分の内側を注視するよりも、
うまくいくということが実証されています。

経験豊かなゴルファーはボールの行方に集中して打ったほうが、
腕の動きに注意するよりも、格段にいいプレーができた、
などということも報告されています。

 

どんな格言かは判らないのですが、
昔からの格言を変えられるかもしれませんと、
前置きして、以下の言葉で締めています。

あがらずにいつも通りで動作するためには、

「練習をプレッシャー下で
気持ちを集中させ
輝かしいゴールを目指してやれば成功する。」

これで終了。

タイトルの
“プレッシャーは許されること”pressure is a privilege
について、
privilegeは特権とも訳されて、いまいちピンとこないのですが、
プレッシャーはあっても仕方ない、とも、
プレッシャーを感じるような場面に居られること自体
名誉なことなので、楽しもう、
とも考えられます。どうなんでしょうね?
英語力のなさが身に沁みます。

ビデオは以下です。

ちょっと締まらないですが、
ここ何回か、コーチングのネタで、
自分から離れたゴールを作ろうという話をしています。
この動画の中では近くを見すぎないためのツール
という使い方なんでしょうかね?
いずれにしてもゴールは大切ですね。

英語圏では、こういった話で普通に
ゴールという言葉が出てくるんだなあと、
空気感が感じられて、少しうれしいですね。

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