TED ed コンピューターから学ぶ 仕事の時間の効率的な管理

コーチング

こんにちは

昨日の記事で
時は金なり、とは言っても、
お金は増やしたり、貸したり借りたりできますが、
時間はそんなことできない。
なので、お金よりも大事。
ということをお伝えしました。

ドラッガーもビジネスにおいて
時間は最も希少な資源と言われてます。

そんな時間は、もっと効率的に使いたいですよね。
そんなビデオを紹介します。

またTEDedなんですが、タイトルは
そのものズバリ、“より効果的な時間の管理するには”
How to manage your time more effectivelyです。

このビデオ、
如何に日々を過ごすかというのはもちろん如何に人生を過ごすかということ
How we spend our days is, of course, how we spend our lives.

という言葉ではじまります。

1997年火星探査機のマーズパトファインダーが、
火星での作業中、急に送信が途絶えました。
作業は進んでいたのにデータの送信ができないため
徒労になってしまったという話です。


これはコンピューターのスケジューラーが
おかしくなったからなのですが、

スケジューラーというのは、
計算する作業単位に、どれだけの時間を割り当てるか、
切り替えなど指示している部位です。
わかりやすく言えば交通整理員。

不具合の原因は、
あまりにも処理する情報量が増えてしまったから。

普段我々のコンピューターで、
いくつもの画面を操作しますが、
限られたコンピューターの能力を割り振っているだけで、
同時に動いているように見えているだけということ。

コンピューターでも仕事量に圧倒されるのですから、
人間なんてもっと仕事量に影響されそうですね。

人間の仕事で、大量のメールの確認をする場合、
よくやるのが重要度で割り振ってから後で見る、
ということをしますが、これは勧められません。

何故ならこの振り分けてる時間は作業してない時間ですし、
これにかかる時間もバカにできないから。

コンピューターでも同じことが言えるそうです。
初めは、情報の一つ一つをランク付けし、
作業を割り振っていたのですが、
これでは計算が一向に進まない。

なので、直感に反する方法、つまり、
入ってきたデータ1つ1つにランク付けをしないで、
大まかに優先度順に大雑把なグループを作り、
振り分ける仕様に変更。

局面的には精密さに欠けるデータ処理ですが、
浮いた作業時間の利点に比べれば、大したことない。

これと同様、たまったメールはかたっぱしから
見て、処理していった方がいい、
という結論です。
いっそのことランダムに見ていっても構わないくらい。

完璧な優先順に見ることをあきらめることが、
仕事をやり遂げるためのカギ
、ということです。

また、コンピューターで
仕事に時間がかかる別の理由としては、
割り込み作業。

一つの作業中、中断して別の作業を行う場合、
中断位置を記録してから、新しい作業を入れる。
終わったら中断した位置を探して戻る、
という一連の流れがありますが、
予想通りこれも時間食い。
切り替えにもコストがかかります。

作業中にメールやSNSが
ひっきりなしに入って、確認してから戻る感じですかね。

作業では、
より多くの仕事をしたい生産性と、
なるべく早く対応したい応答性の2つがあります。

どちらも求められますが、
あっちをとればこっちがおろそかになるという
対立関係。
なので、どうバランスをとるかが大事ですね。

コンピューターの場合は、
特定の作業は時間ごとにグループ分けして、
まとめて作業する、つまり、
切り替え作業を最小化することで
解決したようです。

例えば、
1時間以上応答が待てる作業なら、
1時間に一回のデータ処理をするグループを作って、
一定時間に対応するような設計です。

これをすることによって、
余計な作業が減り、
パソコンのバッテリーも持ち時間が
従来に比べて飛躍的に延びました。

割り込みというは人間の仕事でもあるので、
参考にできることはありますね。
仕事の作業中のってきた集中力を切らさないように、
ある程度の割り込みの仕事はあとまわし
にする。
それができるともしかしたら貴重な休む時間が得られるかも、
でビデオは終了です。

ビデオはこちらです。

時間の使い方はコンピューターでも
人間の仕事でも同じなので、
お互い参考にしながら
進歩してきたということでしょうね。

このビデオ内のコンピューターの仕様は
おそらく2000年台初頭くらいの話でしょうね。
今は複数の演算装置が1つのコンピュータ内に入っている
ものが主流なので、もっと効率化は進んでいますが、
人間の仕事の効率はどうなんでしょう?
やれることはまだまだありそうですね。

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