こんにちは
よく座右の銘はなんですか?
という質問がありますが、
かっこいい四字熟語とか、古典の言葉が多いですよね。
就職面接とか節目節目で聞かれることもあるので、
一度は考えることはあるとは思いますが、
どうでしょう。持ってますか?
私は
歩けないのに走るな
走れるなら歩くな
そういえば普段から問題視している否定形の言葉。
いずれにしても前に進むんだから、まあ、いいか。
これはこれでいいのですが、
こんなに言葉があふれているのに
一つに絞れるわけない、
という気持ちの方が大きいですね。
最近自分を見直す時期なのかなと、
昔のメモとか資料を読み漁ってます。
私は気に入ったフレーズとか
言葉を書き留めておく習慣があるんですが、
本やテレビ、ラジオ、セミナーなど、
その時いいなあと思ったりすると、メモに残します。
そればっかり見てるわけじゃないんですが、
たまには見直して、これがいい。
潜在意識には残ってるんでしょうけど、
見てハッとすることは今でもあって、そのたび新鮮。
普段口にしてることとか、
この話だったんだあ、と思い出すことは多いですね。
自分で考えてたつもりでも、参考文献あり。
だって忘れてしまうんだからしょうがない。
書いてるそばから、
誰の言葉か思い出せないのですが(すみません)、
言葉のアウトプットに関して、ある人が言ってました。
「例えば、その本にすでに書かれている内容だったとしても、
その本を読まないと、その情報に触れることはない。
なので、あなたが、今それを伝えることは
その本の情報とその人を橋渡ししてること。
なので、自分の考えじゃないからと
遠慮なんかすることはないし、
あなたの中だけに情報をとどめておくのは
発信者に対しても失礼なんじゃない?」
まあ、もちろん著作権侵害しろ
という話ではないのですが、
自分の情報として、相手の役に立つなら
教えるべき、という話でした。
ただの言葉の羅列になってしまうのですが、
今日は、いくつかお気に入りの言葉を挙げさせて
こんな時に使っているというのを挙げます。
ことばを解説するのはおこがましいので、
最低限の説明だけにしますので、ご容赦を。
幸せを考える時 ウィリアムジェームスの言葉
幸せだから笑うのではない
笑うから幸せなのだ
We don’t laugh because we’re happy
– we’re happy because we laugh.
アメリカの哲学者ウィリアムジェームスの言葉。
彼は医者でもあってアメリカ心理学の祖とも言われているようです。
知識が真理かどうかは、生活上の実践に利益があるかないか、
要するにその知識や考えは役に立たないと意味がない
という感じ。
実用的な哲学を提唱してきて、この言葉が端的に表してますね。
同感です。コーチングでもよく使います。
やりたいことがあるのに躊躇しているとき 羽生善治の言葉
年齢重ねるとブレーキの踏み方が上手くなるが、
アクセルの踏み方を忘れてしまいがち。
言わずと知れた将棋界の第一人者。
10代から48歳の今でも活躍を続ける勝負師ですね。
大好きなプロフェッショナルという
NHKのドキュメンタリー番組での言葉だったと思います。
最後にプロフェッショナルとは?
の質問で締めるのですが、この方は以下でした。
「プロフェッショナルとは
その人がその時点で持っているものを
常に全部出し切れる人」
はい、ブレーキばかりかけてないで、
全部出し切れるよう頑張ります。
八方ふさがりだなあと思うとき1 中島輝の言葉
努力ではなく、工夫で乗り越える。
この方もプロフェッショナルに出演してた方で、
フリーで辞書編纂をされている方。
新しい辞書『大渡海』編纂メンバーで、
映画にもなった、三浦しおんさんの『舟を編む』
でも描かれていた方みたいです。
新しい言葉が常に生み出されて、
あった言葉も意味が変わっていく現在。
辞書編集者は部屋に籠もりっきりの生活と思いきや
日ごろの活動は街に出て、
看板や広告、何気ない会話など
今使われている言葉を普段から収集することもしている。
辞書作りは普段の地道な作業。
そんな中で、努力という根性論を出さないで、
難しいなら工夫するという実務的な仕事の仕方を
表わしたものでしょう。
ウィリアムジェームスと同じように
すごく実務的ないい言葉だと思います。
八方ふさがりだなあと思うとき2 宮本武蔵の言葉
全てを疑うと本物が見える
メモ帳に書いてあるのですが、出典不明です。
研究してるときに、あれやってもダメ、これやってもダメ
ということはありました。
そこまで行って、じゃあ、前提もおかしいんじゃない?
という考えにやっと行きつきます。
すべてを疑うというのは本当に難しいよな、
と思わせる言葉です。
自分の思い込みの壊し方の基本ですね。
なかなか理想の自分に近づかないとき 一休さんの言葉
諸悪莫作 しょあく まくさ
衆善奉行 しゅぜん ぶぎょう
悪いことはせず良いことをせよ
という文字通りの普通の言葉。
言ってることは、3歳児でもわかることですが、
戦国時代の僧侶の一休宗純が
80才過ぎてマラリアで倒れて
復活した時の書というところが肝。
さんざん修行してきて、
80を過ぎた年寄りになっても、
判り切ったこと実行することは難しい。
死と対面した時の言葉というのがシビれます。
言葉の意味よりも発した背景がいい。
当たり前のことも、修行を積んでも、
できない事はいくらでもあると、
失敗しても大丈夫と慰められます。
いろいろ言い訳を考えているとき 出典不明の言葉
やったことない!
そんなのやらない理由にはならない。
多分なにかの漫画のセリフだったと思います。
メモにはこれだけ。出典不明申し訳ない。
でも響きます。
やらない理由を無意識に探しがちな私。
そんな時、この言葉が頭にちらつきます。
マンガのセリフもいいものがいっぱいあるのですが、
思い込みが強いのでキリがない。
何かあったら共有したいと思います。
今日は座右の銘とまではいきませんが、
今の自分を作っている言葉を
いくつか紹介させていただきました。
都合がいいだけの言葉?
いやいや、それでも安堵したり、前に進めるなら
いいじゃないですか。
あなたの好きな言葉は何でしょうか?
機会があったらまたやります。