こんにちは
今日は占いをしていたからこその、
聞いた時に衝撃を受けた話です。
占いの話が続きましたが、
占いは今回でひとまず完結編になります。
これまでの記事はこちら。
星は運命を教えてくれるのでしょうか?
占いを突き詰めていくと○○になる
大正のころある観相学を生業とした父子がいたそうです。
観相学というのは人相や手相などの形状を見て、
その人の性質や運命を判断したり占う学問、となっています。
親はかなりの高名だったようで、
息子も自然と父親と同じ道を進みました。
ある時息子が父親に言ったそうです。
40代くらいになったころでしょうか
「俺はもうオヤジを越えた。相を観れば百発百中。
どんな人間だとかその先の未来さえわかる。
感謝だってされる。
それに比べて親父はどうだ。
お客からは文句を言われ、
言われるがままに金を返す。
人を観ても半分くらいしか当たらない。
逆に何の役にも立たないくらいじゃないか。」
それを聞いて父親は愕然として膝をついたそうです。
何故だかわかりますか?
同業の子供にバカにされたからではありませんし、
子どもの成長を喜んだからでもありません。
この時、父親はこんなことを言ったそうです。
「お前そんなことを本気で思ってるのか?
観相学の何を学んできたんだ。
職業として占術をやっているなら
人の性質や未来が見えて当たり前。3流以下だ。
でも、不幸な未来があったとして、
それが当たったからといってお前は喜ぶのか?
すがるように見てもらいに来た人の、その先の人生を
考えたことはないのか?」
この父親の観相のやり方は
不幸の現れる箇所があったら、
それを変えていくというもの。
その人なりの方法で、
なんかしらエネルギーを使ったらしく
その不幸を避けられるように施す。
その結果、当たらなかったじゃないか
と文句を言ってきたら
何も言わずにお金を返し、謝るだけ。
でも本当はそれが一番満足な状態。
何故なら不幸を除くことができたから。
ということで、この父親の人生の目的は
占いを極め、
その上で、人知れず自分の占いを外すこと
これをライフワークにしていたようです。
なんかかっこいいですね。
昔の特撮物のヒーローみたい。
それでも半分くらいしか
占い結果を外すことができないので、
自分は、まだまだそれこそ半人前、
2流程度、と感じていたそうですが、
普通に考えれば、半分は人の未来を変えた
というのだからどれだけの霊能力者なんだろうと
逆に不幸の方向に使われた時を考えるとぞっとします。
そういう父親ですから、
何もわかってない子供を育ててしまった
自分を大いに反省し、
占術の看板を下ろしたそうです。
まあ、インチキ占い師と本物の占い師は
どちらも外す、というとりとめのない話ですが、
もし、占いをして外れてたら運命を変えたことに
なってるのかもしれませんね。
この話は、とある気功の先生に聞いた話で
もしかしたらフィクションかもしれませんが、
その先生が気功をやってる意味が、
運命を変えるためだ、といっていましたので
何かしらの運命操作法を
人知れずやっているのかもしれません。
占星術を御存じの方は判ると思いますが、
人には乗り越えるべき障害と、
避けるべき障害があります。
それぞれの対処を、
ただ避けなさいというのでは、芸がありません。
この答えが出せないうちは人も自分を占えないよなあ
と思い、自分だけでなく、人を占うこともやめた次第です。
私にとって占いは
あまり人に言わない、あくまで趣味ですから。。。
だからあれダメ、これダメ
という上から目線の占い師さんは
苦手です。
私は今、
コーチングをまだまだ学んでいる最中ですが
先に出た父占い師のように
人の運命を好転させるプロでありたいと思っています。
コーチなのに、肩書を
“ラッキー研究の第一人者”
にしている理由が少しは判ってもらえるでしょうか?
肩書はいくつあってもいいみたいなので、
別なものも考えてますが。
今のテーマの”与える人”という言葉と
妙にマッチしている感じも悪くないと思ってますが
いかがでしょうか?
長々となりましたが占い3部作は完結です。