こんにちは
プレゼンテーション、いわゆるプレゼンをするって
どういう印象がありますか？
めんどくさい、緊張する、から
やる気満々、チャンスの場
どんな内容か、誰に対してか、
どこでやるか、でそれぞれ
違った印象があると思います。
プレゼンとは、規模や場所に関わらず、
人に伝える行為すべてです、
で、その番組は始まりました。
そう、今日はテレビ番組のレビューです。
何気に見始めましたが、番組冒頭、これはいいと感じて
急いで録画したものです。
その番組は「FOOT×BRAIN」
土曜深夜0時20分から
テレビ東京でなので関東ローカルなんでしょうか？
結構長く続いている番組ですが、
“目指すのは、様々な「知」を愉しみながら、
サッカー界の可能性を広げること。
この番組ではあらゆるジャンルのゲストをスタジオに招き、
その哲学をこれまでにない切り口から
“わかりやすく”引き出していきます。”
というのはHPからの抜粋。
私のサッカー観戦は、代表戦と
高校サッカーのベスト8くらいからする程度ですが、
この番組を見てて
おお、と思うような時も結構あります。
今回のテーマは、”あなたのプレゼン が変わります！”
ゲストはマイクロソフトで数万人を束ねた
元マネージャーの経験のある澤円（さわまどか）氏。
かわいい名前ですが、長髪のおじさんです。
あれだけの組織でトップまで上がれるのは
やはりプレゼンのプロ。期待できます。
冒頭の
人に伝えるものすべてプレゼン、
人を口説くのもプレゼンということで、
Jリーグでスカウト担当の部長さんたち3人で
どうやって新人選手を口説いて入団に導くか、
入団交渉についての座談会のようなものを見て、
澤氏が、いいところを解説するところから始まります。
まずはそれぞれの交渉の仕方。
本人だけでなく、彼に影響を与える関係者
すべてに挨拶をして、脇から固める
現状の評価だけでなく、
未来を見据えていることもアピールする。
今はビックネーム（有力選手）がいるので、
すぐに試合に出れるとは言わない。
成長する時間をかけて自分でチャンスをつかめ。
今試合に出ている有名選手も
しっかり練習して強くなった。
と伝える。
地方クラブの問題点を伝えるなど大変さもアピールして、
事実はさらけ出す。
もちろんいいところもあるのでそれも盛り込んで。
そうやって決心してくれた選手は覚悟も感じられて、
すぐにはやめない。
多分編集もあったのでしょうが、
それぞれが正解と澤氏は言ってます。
ここで澤氏の人を動かすプレゼンの極意は以下の2つ。
①得られる体験を伝える
②未来をイメージさせる
この体験と未来のキーワード2つが
話を聞いて相手が行動することにつながるということ。
まず体験。
スタジアム広さがどれくらいで設備はこんなものがある。
こんな情報よりも体験。
そこでしか体験できないことを伝えることで
まず、関心を持ってもらう。
未来に関しては、選手育成の観点からは
成長とも言い換えられるが、
未来があるなと思うと行動しやすくなる。
何かを知ったから行動、ということは少ない。
洋服売る場合、この服流行ってますよ、だけでなく、
パーティーで注目されますよ。と加えると効果的。
より良い未来が待っている、
ということを提案するのが秘訣。
大変さをアピールすることについては、
それだけでは確かにネガティブ。
でもその先にこういういいことがありますよ、
と話をもっていけば、
正直さ＋明るい未来 のセットになり、
信頼して行動につながるという。
スカウト担当から、澤氏への質問いくつか。
Q.交渉術の引き出しを増やすためには
何をすればいいか？
A.たくさんの人に会って同じ質問をする
100人なら100通りの答えが返ってくる。
それがアーカイブ、貯金になる。
人にもらった言葉を自分のものにしてしまう。
Q.交渉で不利なとき最後の逆転の仕方は？
A.そのひとがOK だけで済まないこともある。親とか。
最終的にOKさせるためには、親や反対者に
自分の決意をどう伝えるか、
そのセリフまで考えてプレゼントする。
プレゼンテーションは言葉のプレゼント。
ビジネスでは、交渉相手に決定権がない場合、
その人の上司を見据えてにプレゼンすると
成功する可能性が高まることもある。
この後インタビューのプレゼン術の話で、
プレゼンうまいアスリートは？と澤氏への質問で、
先日記事にもしたイチローをあげた。
プロから見てもプレゼンも超一流とのこと。
最後に、Jリーグに興味がない人へ、
スタジアムに行きたくさせるプレゼンをしてください。
とお題が出て、その結果が
このビデオ
イメージ沸いてきますね。
さすが、行ってみようかな、という気になった
プロのプレゼンでした。
いかがでしたか？
プレゼン術の話でしたが、
ブログを書く際にも参考にあることが多く、
この番組はヘビロテかなと思います。
YouTubeにもありました。
こう考えると、人に情報を伝えることは技術で、
それによって受けた人間が、
行動する／しないに影響を与えていること感じます。
このブログで、読んでもらってる人に
何か未来を提示できているのかなあと
考えは尽きません。
澤氏はプレゼンの本をいくつか出しているので、
それを読んだらまた紹介するかもしれません。
こうご期待。
