普段の言葉の使い方 セルフトークは自分を知り、変えるいい道具

コーチング

こんにちは

今日もセルフコーチングに役立つ話を進めたいと思います。

昨日は、映像編で、ゴールはまず映像で思い浮かべると楽
ということでビジュアライゼーションの話をしました。

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今日は区分するとすれば言葉編。その一という感じでしょうか?
少し話を戻しますが、以前、3/29のリラックス法の話で、
自分を肯定する言葉を繰り返す、
っていうのがありましたが、これを覚えていますか?

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できる、できると繰り返すと
ストレスも減っていくという奴です。
人は言葉で考えることが多いので、
言葉をうまく使えば考えも変わる
という話になります。

この時も書いてましたが、
人は頭の中で独り言というか自分との会話を
1日に2万から6万回つぶやいている
ということが知られています。

少し実験してみませんか?

それは、5分ほど時間を作って、
頭に思い浮かんだ言葉を書くというものです。
同じ言葉が出たらその繰り返しでもいいですし、
書くのが面倒なら思いついたものを録音でもいいです。

紙となにか書くモノ、
なければスマホのレコーダーありますか?
タイマーの用意はいいですか?


せーの、始め。

 

やっていただいた方、ありがとうございます。
どうですか?
3つのチェックポイントがありますので
説明していきます。

まずは、体感。
5分は長かったですか?短かったですか?
気持ちよかったでしたか?退屈でしたか?
それは自分の言葉を意識した時の
自分の感情が出てきます。
ある意味、自分で作っている時間の過ごし方です。

次は数。
1日に2万から6万回
頭の中でつぶやいているというのは
少なく見積もっても4秒に1回なんですが、
計算通りなら75個は言葉が出てくるはずです。

でも、ここまでできないのが普通です。
簡単な計算で、75引く書き出せた言葉の数
これが、普段意識していなくても
自分が発してる言葉の数ということです。
でも、気づかない。
確かに頭の中での会話はされているので、
気づかない分は潜在意識の中で繰り返されている
と考えてもらってもいいです。

で、最後に、出てきた言葉の傾向はどうですか?
こういった自分の発する言葉の
8割以上はネガティブなモノと言われています。

これは太古の昔から、人が動物として、
冒険ばかりしていると
危険がいっぱいなので、長く生存していくため
新しいものを取り入れることは控えるという
生物としての当然の思考なので、
ネガティブばかりと嘆く必要はないのです。

ただ、今は太古のころよりは
ずっと安全な世の中になっていますので、
特に自分とか、他人を否定する言葉は避けたいですね。
こういうものばかりなら、
体感時間も長かったのではないでしょうか?

コーチングに取り組むとこの言葉が変わっていくのですが、
これらの言葉を4つのステップで考えています。
1.無理だ。できるわけない。
2.~するべきだ。 ~であったらいいな。
3.こんなことはやめよう。こんな状態から抜け出そう。
4.次はこうする。明日はこうありたい。

3くらいになってきたら変わっていく自分が
自覚できるのではないでしょうか?

どうでしたか?
このワークは自分が今どういう状態か
ばれてしまいますので
あまり人には見せないようにしてください。
見られることを考えると、そこに制限がかかって
自由に書けなくなります。

言葉を意識した時にあらわれる自分とか
考え方の癖がよくわかりませんでしたか?
特に何かに取り組んでいるときの自分が
露わになってちょっとやな感じを感じた方も
いるかもしれません。

では、どう変えていくか?
これは結構簡単。

自分が嫌だなと思う言葉が頭に浮かんだら、
違う言葉に変えてしまう。

できない → できるようになっていく
あせるなあ → やることはやっておこう
たいくつ → ほかにかんがえるじかんがある
つまらない → おもしろいところないかな
あーこれやりたくない → これがすめばやりたいことがやれる
はちわりがねがてぃぶ → にわりはぽじてぃぶ

などなど、これいちいちやってると
普段使ってない頭を使うので
始めは疲れるんですが、慣れます。
考え方の癖を自分で矯正してることなので、
辛抱強く、違う癖になるまでやりましょう。

せめて自分が嫌だと自覚してる言葉くらいは
変えていきたい。

注意するところは無駄にポジティブにならないこと。
イヤなことはイヤでもいいです。
悲しい映画を見ていたら、浸ればいいですし、
嫌いな人がいたら嫌いでもいいです。
それも大事な感情です。

思ったことと全く逆なコトばかり言い換えてると、
これもストレスになってしまいます。
意識してないところで一斉に反発する言葉が出てくるからです。
特に上のワークであまり書けなかった人は注意です。

こういう視点で、上の例を見ると、
わざと、逆な言葉を
強く言いかえてないことがわかりますかね?
最低でも意識して、~しない、という言葉は使ってません。

いろいろ面倒だなあと思ったら

(いろいろあるけど)今はいい状態
とか
私ってすごいかも
とか
自分のキラーフレーズを一つ作って繰り返す、
でもいいですし、
これができれば他の言葉はいらないくらいです。

冒頭にこれを書けばいいので、
何をもったいつけているんだ
とお思いでしたらすみません。

でも、ここまで話を持ってこないと
説得力ないでしょ?

肝心なのは、ポジティブになるということよりも
自分は自分で気持ちをコントロールできて、
自分の発する言葉が、自分を”思い”通りに考えさせて、
最終的には”思い”通りの行動ができる
ということを知ることにあります。

ここまでの話で、言葉とか独り言と書きましたが、
これはコーチングではセルフトークと言います。

これをうまくコントロールすることで、
自分の自尊心(セルフエスティーム)を高め
とゴール向かってやれる自信(エフィカシー)を高めて
ゴールに対する臨場感をあげられます。

この臨場感が上がれば、結果として
ゴールに近づけることになります。

普段なにげなく使ってる言葉も
コーチングでは意識的に使うツールの一つ
ですので、大切に使っていきたいものですね。

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