誰にも言わない秘密の話 愛のあるドリームキラーとのお付き合い

コーチング

こんにちは

これまで、自分のやりたいこと、
セルフコーチングをする場合、
目標に関して、どう表現すればいいか、
どう展開していくかについて解説してきました。
が、今回はこれを周りの人に伝えるか否かの話。

ちなみに今回の一連の話は
セルフコーチングについて、
ということを前提に進めています。

復習ですが、セルフコーチングで使うのは
イメージと言葉。
さらに5感と感情をフルに使って
目標から日常まで、
未来から時間をさかのぼって
今を考えるという感じです。

ただ、自分では盛り上がっているけど、
自分の目標や、やりたいことを
人に言っていいのか悩むところ。
人に伝えるコトの、メリットとデメリット
について書いてみます。

急に話が難しくなるかもしれませんが、
比喩的にも生理学的にも、
生物って言うのは現状維持するようにできていて、
放っておけば多少動いても元に戻る性質があります。

よく判る例でいえば、
人の体温はほぼ一定で、
暑くなれば汗をかいて放熱しようとしますし、
寒くなれば震えて体を温めようとします。

環境としても、
毎日餌をもらえるペットが
毎日逃げだそうとして困ってるという話は
あまり聞きません。

生物が自分の生存できる範囲を感じて、
ここから無理に出ようとして
変に冒険して危険に陥らないための
生きる上での防衛策なのですが、
人間もそう。

自分のテリトリーとか日常から飛び出そうとしても、
結局戻ってしまうことが多くないですか?

目標を立てても、結局挫折してしまうのは、
自分の外に世界に行こうとしても、
この機能のせいで戻ってしまうからです。
だから大きな目標を立てて頑張ろうとしても
本能が、よく聞く言葉では潜在意識とも言いますが、
先に行かせてくれない。
まあ、しょうがないです。

コーチングも含まれますが、
目標達成のプログラムというのは
こういう潜在意識とどううまく付き合って
自分の外に出ていくかという面があるので

本当に潜在意識も賛成するような
やりたいことを目標にするとか、
毎日客観的にチェックするとか
新しい習慣づけをするとか、
仲間と一緒に取り組むとか、
塾に入るとか、
まずそれまでと違う環境に身を置くことが
有効になります。

自分ではなかなか自覚できないんですが、
潜在意識の力は強大で、
それまで慣れていた環境から出ようとすると、
ちょっとだけやってみようかな
という程度では、
潜在意識はあらゆる手を使って妨害に走ります。
急に熱が出て動けなくなるとか。

 

結構怖いことに、
自分の気持ちでは嫌な状況にいたとしても、
潜在意識さんは慣れたそこに居たい、
つまり変わりたくないと思っていることがほとんどで、
やっぱり、そこから動きたくない。
表に出てる気持ちなんて関係ないですから。

こういう強大な自分という相手と
うまく付き合って目標を達成して、
なりたい自分になっていきます。

よく勝負師と言われる人から
自分との闘いですから
というセリフ聞きませんか?
その正体がこれです。

まあ、運よく自分が外に出られてとしても、
まだまだ障害はあります。
自分の与える周りへの環境です。

今度は周りの人が、
あなたが日常から出て行ってしまったことで
居心地が悪くなる。
応援はしているように見える場合ても、
無意識レベルで足をひっぱって
最悪、元に戻されてしまう。
理由は居心地が悪いから。

だから、セルフコーチングをしているときは
特に取り組んでいる途中では
考えなしに人に話さない方がいいということです。

話さなくても身近にいれば感じてしまうので、
何か聞かれることもあるかと思いますが、
あとで教えるね、くらいでいいと思います。

だから人に言うのはタイミング
その時置かれている状況が重要になってきます。

まず話していい相手としては、
こういう機能を知っていて、100%応援できる人か、
目標に対して同じように頑張っている人。

だから塾内でこうしたいです、とか
こうなりたいですとか言っても
全くのセーフゾーンです。

セミナーなどで結果を共有する場合では、
参加者皆がフルコミットしていれば、
共有はもちろんOKです。

潜在意識も、これでいいんだと、
その場にいることに安心して
雰囲気に慣れてそこに居続けようとします。

ただ、この場のノリを家にまで持ち込むとすると
周りの人の居心地を悪くしてしまっています。
共感力の強い人は特に
こういった雰囲気にのまれて、自ら
スタート地点にもどることを選んでしまいます。

ただ、どうしても周りの人に伝えないといけない場面は
来るとは思います。

理想的ないいタイミングは、
自分の準備が完全にできて
多少のことではゆるがない、
逆に自分が引っ張り上げてやるくらいの気持ちになってから
がおすすめです。

感情的にならず、
こういわれたらこういう、
ああいわれたらああいうという
やり取りを考えて、十分準備してからにしましょう。

案外、周りにいる人なら、何か一生懸命
やってるな、応援してあげようと見られていて、
深刻に打ち明けてみたら、あっさりOKということは
けっこうあるあるネタです。

有言実行こそが、目標実現のすべて
みたいなことを言われてた時代もありましたが、
時代は進んで、いろんなことがわかってきています。

確かに精神力でどうにかなる人もいますが、
こういう人は本能的に準備ができている人
なんじゃないでしょうか。

見るからに何でもやりそうな雰囲気を出しているので、
周りの人たちもざわつかせないし、応援もしてくれる。
そんな感じになれるのが理想です。

ただこの足を引っ張る人は、
単に悪意のある場合もありますが、
大半は、あなたのことを大事に思えばこそ。
一般的にはドリームキラーと言われますが、
愛あればこそなんですね。

真剣にあなたのことを心配しているから
やめさせようとするだけの話。

そんなところに行ったら危ないよ、
こんなことしたらケガするよ、
なんて、大事な人にしか言わないですよね。
この気持ちはわかってあげないといけません。

でも、あなたは目標に向かっていきたいでしょ?

だから、
お互いのために伝えないことがいいこともある
ということです。

どんな親密な周りにいる人でも
あなたをすべて知っているわけではありません。
だから、誰も知らない自分の秘密がいくつかあっても
いいんじゃないでしょうか?

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