こんにちは
何かに取り組むとき
いいイメージを持ってからやりましょう、
というのがありますよね。
セルフイメージを高めて、
困難を困難と思わず、何でもできるって
思いこむという話。
これはこれで効果があるんですが、
意外とやり方を間違えている人も
いるんじゃないかなあと思うこともあります。
イメージトレーニング、いわゆるイメトレで、
こうやったけどダメだった、とか
結果が全くついてこなかった
という人必読かな?
スポーツやってる人、やってた人は
メンタル強いってよく聞きますよね。
いろいろ実績積んだと思われる人は特に。
イヤー、いつもビビってますよ、
とか、いつもドキドキです、
というインタビューもよく聞きます。
これが日本人の謙虚な美徳かなと思いますが、
謙遜してるってわかってるなら
その裏は知りたいものですよね。
最近は錦織さんとか大阪さんの影響もあってか
テニスにも脚光が浴びていますよね。
日本人が男女ともに世界ランキングひとけた台なんて
すごい事なのに、それほど盛り上がっていない
そんな印象があったのですが、世界一になって、
やっと追いついてきたかなという雰囲気です。
私も以前テニスをやっていたのですが、
その体力的な激しさにプラスして、
メンタルがもろに出るスポーツですね。
大阪なおみさんの全豪オープン決勝を見てたのですが、
これを決めれば優勝という段になって
急に乱れ始めて、結局そのセットを落としてしまいます。
同じ人間かと思うほど、何かのきっかけで
ここまで流れが変わってしまうということ
メンタル次第という感じですね。
私は漫画もよく読みますが、
スポーツ漫画って結構リアルな
心理描写とかしていて、
こういう時はどうしてるとか
フィクションとはいえ、
疑似体験できるところがいいですよね。
そんな中で、最近、
ベイビーステップという漫画を
見返したのですが、お!
と思うトレーニング法がありましたので
紹介します。(#27思い出せ)
それまでの簡単なあらすじは、
主人公の男の子は高校に入学したて。
それまで勉強ばかりしてたのですが、
あるきっかけでテニスを始めることになります。
完全努力型の彼は自分のプレー一つ一つを
メモに取ったり、常に問題点を挙げるなど、
体で覚える+頭を使う優等生丸出しで取り組み、
メキメキと実力をつけていきます。
そんな中で、目標にしてきた選手に
やっと勝ったのですが、
何故か実感が出てこない。
試合には勝ったけどテニスには負けてたよな、
と、よく聞く感じのヤツです。
まだまだやり足りないことを感じつつ
明後日の試合までに、練習して課題克服、
と焦っていたところ、
「だったらもっと効率的に、
一日で効果の出る練習をしたらどうだ?」
とコーチの一言。どういうこと?
という訳で、たまにクラブに顔を出す別のコーチのもとに
行く、というのが流れです。
その練習のやり方なんですが、
まず、目をつぶる。
「なっちゃんに初めて会ったときのことを
思い出してみよう。」
わけわからん、で、
密かに気になるヒロインの女の子
なっちゃんを思いながら
しぶしぶやりはじめると、にやにや。
思い出すのは単なる画像だけじゃなくて、
色、音、動き、
これが出来たら気温や湿度や感じたこと、
心の中でその時間を映像で再現するつもりでやる。
時間をかけてもいい。
言わなくてもいいので恥ずかしがらずにありのままに。
そう、イメージトレーニングです。
こんな感じで始めて、
OK。じゃあ球出ししようとボールを打ってみる。
でも、集中しているつもりなのに、
ボールが思うところに行かない。
種明かしというか、理由は簡単で、
心が戦闘モードになってなかっただけ。
男にとって女性との思い出は
心理的に戦闘とは対極の、
恋愛モードになっていたから。
知って欲しいことは2つ。
それだけ心の影響を受けて行動に出ること。
思い出の影響が強く出るのは
それだけ思い出す力が優れているということ。
この思い出す力が優れていると、
時間をかけなくても強くなれる。
さっきはプレーがおかしくなったが、
思い出す内容によっては逆にも良くなる。
なので、
一番調子のよかった時を思い出す。
ここで時間の制約が新たに出てくる。
テニスのポイント間は20秒なのでこの時間内に思い出す。
そのためには、あらかじめ思い出す場面を決めておく。
練習が進むと疲れてきてイメージができなくなる。
そこからが本当の練習。
疲れてくるほど、試合のミスのショックが大きい。
でもそういうときほどいい時を思い出す必要がある。
心も技術と同じ。練習で訓練するもの。
これを知らなかった君のメンタルはゼロから前進した。
この進歩は大きい。1日でも大きく変わるはずだ。
とまあ、
あらすじというか内容のほとんどなんですが、
いかがでしょうか?
イメージしても結果が出ない時の
ヒントになりませんかね?
これからやってやるぞーというときに
お花畑ムードだったら、うまくできればできるほど
皮肉なことにそのイメージ力ゆえに力が出ない。
だからそういうイメージをしてはいけない。
なので、戦闘モードのイメージを。
テニスは本当にメンタルが出てくる競技ですが、
実生活でも使えそうな気がします。
こういったイメージ+ルーティンの動きで
プロスポーツの選手は実績を上げ、
更にセルフイメージが上がっていく
そんな循環があるのかなと思いました。
いいイメージを思い出すため、
気持ちも含めてメモなど
記録しておくことはいいかもしれないですね。
主人公のエーちゃんもやってました。
今回は
やっぱりイメージ力は強く行動に影響を与えるが,
訓練すれば鍛えられることと、
直後にやることに合わせて、
イメージを使い分けるという話でした。
ご参考ください。