ホームとアウェイの勝率の違い ゴールと自分の距離が縮まらない理由

コーチング

こんにちは

よくサッカーとかスポーツで、
ホームとアウェイ、地元か敵地かという試合で、
ホームの方が圧倒的に有利という話を
よく聞きますよね。
でもアウェイでも勝ちたい。
これが、ゴール達成することと同じ
と聞いたら、不思議に思いますか?

コンフォートゾーンを抜け出そう!という話を
先日したばかりなんですが、
実は、コンフォートゾーンから出たとたん、
想像もつかない間違いをし始めます。

出ろ、出ろと言っているのに
それはないんじゃないの!
と言われても仕方ないのですが、
フワフワした状態になって、
思考力、運動のパフォーマンス低下、と緊張。
これが起きます。

潜在意識のなせる業なんですが、
こうすることによって、
外に出て行ってもいいことないよ、と思わせて、
元のコンフォートゾーンに戻させようとする。
そして現状維持したほうがいいんだ
と思い、日常生活に戻っていく。
そんな感じですかね。
本能って怖い。

ここまで話すと想像できますか?
ホームがコンフォートゾーン、
アウェイがコンフォートゾーンの外、
という構図。

サッカーで例えるなら、
ホームグラウンドで戦うことは、
慣れたスタジアムの雰囲気で、味方の応援がほとんど。
チームの戦術によって、グラウンドの硬さ、
芝の刈込長さなど、最高のパフォーマンスが出る環境、
家から近いなどの立地、
闘いの準備はととのっている感じですね。

これに比べればアウェイの試合では、
すべて相手チーム寄りの雰囲気、設備、宿泊先。

我々が思う以上の
心理的、物理的なハンデがそれだけあるので、
あーあ、早くホームに戻りたいなあ~
と思っても仕方がない話。

でも、優勝に絡むチームなら、
そんなハンデを跳ね返したいですよね。
優勝というゴールがあるんだから。

ホームで勝てないのは単に実力不足。
冷静に自チームの分析をして、いいところを伸ばす。
アウェイで勝とうと思ったら、
相手の戦略、チーム構成を知って、対策を立てる。
こうすれば勝てる!と思う場面を数多く作る。
そんな感じでしょうか?

これに加えて
優勝した時に何をしているか、どう感じているかイメージして、
各自のやること決めて、達成した気になって、
こう練習した/するので勝てるよな、
口癖では、自分はこんなにやってるんだからできる、
こんな感じで優勝というゴールを達成した状態を
作ってしまう。

用語を使えば、ビジュアラーゼーション、アファメーション、
セルフトークの組み合わせです。

アウェイでは
思考力、運動のパフォーマンス低下、と緊張。
これらがあるのは当たり前。

これにより、ごちゃごちゃ考えられないので
本能的な判断や行動をせざるを得ない。
だからしっかり練習したことだけが出てくる。
なので、徹底的な反復、シュミレーションも行う。

そうすることで、自分の基準が高まって、
困難なことがやりたいことに変わっていく。

何故これができるかというと、
自分が心から望むゴールだから。

好きでもないことに
ここまでできません

人間は自分の外側の情報と
内面のリアリティーと一致するよう
行動しています。
なので、これが著しく違うと大きなエネルギーを発して
この秩序を回復しようとします。
本来これは、現状維持するためのエネルギーです。

どういうことかというと、
コンフォートゾーンから離れれば離れるほど、
現状に戻るのは大変だから
エネルギーが必要ということです。

ほんの思い付きでも、
突拍子のないアイデアとか夢は
気づかないうちに大きなエネルギーを生み出している
ということですね。

だから、ふと思った思いつきはとっても大事。

ただ、そのままでは元通り。
なので、そのエネルギーの持って行く先を考えます。

実は上に書いたリアリティー、
つまり
どれだけ現実的にイメージできるかがカギになります。
これを臨場感と言っています。

コンフォートゾーンから出た
ふわふわした状態。
戻るときのよりどころは、普通は現実の今。

でも、現実ってなに?

普段気が付かないかもしれませんが、
今も、ゴールの先の世界も
しょせんは頭の中のイメージ。

もし、
ゴール先の方が今の現実よりも、
現実的に感じることが出来たら、
その高いエネルギーを使って、
達成するためのアイデアが出てくる。

気を付けて読んでる方には判ると思いますが、上では
“優勝というゴールを達成した状態を作ってしまう”
と書きました。
そう、すでにその状態を受け入れて、現実のものとして
の世界観を作っているということ。

脳は楽したいので、
今でもゴールの先でも
どっちが現実でも構わない。
そうなら、
選ぶのはゴールの先の方が
楽しいですよね。

ここで出てくるのが、
根拠のない自信。
何かわかんないけどできると思う。
それでいいんです。

だって、なんとなくでもその人にとっては
できる、が現実なんですから。
周りからどう見られても大丈夫。
というか周りから見られていることを
意識しなくなります。

大きな、現状の外のゴールが先か、
根拠のない自信が先か、
議論はあるんですが、どっちも大事。

一番忘れてはいけないのは、
そのゴールが、恋をしているのと同じくらい好きなのか、
そこにかかっています。

目標とかゴールってなかなか実現できないなあ
と思われる方は今の現実を見すぎ。
恋する気持ちでゴールに現実感を持つ訓練を
してみましょう。

イメージが湧けば浸ればいいんですが、
無理という方は、まずはセルフトークで
肯定する言葉を自分に投げかけてあげること、
そういうところから始めるのがいいのでは。

今朝はコンフォートゾーンとゴールの
ホーム、アウェイ感についてでした。

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