コーチングを受けて何が変わるか? と問われれば、
私は、
判断が早くなること
発想が自由になること
と答えます。
コーチングに取り組むと、
自分が何をやりたいか、
何に引っ掛かりがあるのか
何故落ち着いて物事が進められないかなど、
はっきりしてきます。
この結果、これまでと判断や行動の基準が変わります。
そして、コーチングは落ち着いて物事を考え、
やりたいことだけをやって過ごす
自分も周りも満足した生活を実現するための
近道が見つかります。
つまり、
楽に生きていけるための手段、と捉えられます。
また、脳科学、認知科学の知見が背景とした、
“脳と心” をうまく使うための技術の集大成とも言えます。
誰かが成功した方法とか、
誰かが儲けた方法など、
その“誰か”以外が学んでも、
満足な結果が得られていない人が多い、
と言われるのは、
コーチングのような、
いわゆるOSのような役割を持つ、
考え方の基盤がないからです。
人によってはコーチングを行っても
効果がなかったという方もいます。
コーチングの考え方の基盤のない組織で
形式だけをなぞるように行われる場合は
特にそうでしょう。
また、コーチングとコンサルティングを混同されている方も多いです。
コーチングはあくまで、“脳と心”の使い方を学ぶもので
答えを教えること
例えば、
直接その仕事をうまくいかせることや、
技を開発したりするような手段ではありません。
それでは意味がない、
と考える方もいると思いますが、
考え方の基本をうまくとらえることで、
これまで気が付かなかった問題解決の糸口が見えて来るのも事実。
青い鳥ではないですが、
本当は自分の周りに答えがあることに気が付かず、
自分の外に答えを求めることは多いです。
本質が見えれば、
楽々と、問題解決の糸口をつかみ、
やり方もすぐにつかめ、
今のままの自分や、
仕事をする上での情報に対して
何が足りないか判るようになる。
そのレベルまで行って初めて、
外からの知識を借りるコンサルティングなどが
意味あるものとなってきます。
この辺りがクリアになると、
本当のコーチングがどういうものか、
わかってくるのではないでしょうか。
燃え尽き症候群、といわれる現象があります。
これは、これまでの大きな目標を達成して、
それ以外のやることが見つからない
虚脱状態になることです。
第一志望の学校に合格しても勉強しなくなったり、
バックを買っても全然使わなかったり、
誰しもが大なり小なり経験したことがあるのではないかと思います。
本来、目標達成して嬉しい状況のはずなのに
達成してしまったあ、
その先にやることが見つからない
というのは、何かつまらないですね。
コーチングの基本では、
そのゴールは、
ある立場や役職になったり、
あるものを手に入れるということではなく
そうなって、手に入れて
何をするかという視点でとらえます。
こう考えると、今、困っている人もそうですが、
現在、成功していたり、
成功や幸せに近づいている人ほど
コーチングが必要ではないでしょうか。
先を見る余裕がないというのではなく、
先を見ないとその先がつまらない
という考えは常に必要で、
先を考えればこそ、
今のゴールが楽々と達成できる、
ということにもなります。
コーチングはこういった考えで
進めていきます。
セルフコーチングに取り組まれている方もいると思いますが
こういったことを念頭に取り組んでください。
実際どのようにコーチングを行うかについては
の項目をご覧ください。